ドジャースがOBのフェラーラ氏の死去を発表 1963年の世界一メンバーの一人

 ドジャースが15日(日本時間16日)、球団OBのアル・フェラーラ外野手が84歳で亡くなったと発表した。「ザ・ブル」の愛称で親しまれたフェラーラ氏は8年間のメジャー生活のうち5シーズン、ドジャースでプレーした。

 フェラーラ氏はドジャースのかつての本拠ニューヨーク州ブルックリンで育ち、1958年にドジャースと契約。マイナーリーグで5シーズンプレーし63年にデビュー。その年のワールドシリーズには出場しなかったが、登録メンバーとなって世界一の優勝リングを受けた。65年優勝時はベンチ入り出来なかったが、66年再びワールドシリーズのメンバー入りし1打数1安打の記録を残した。

 67年に自己最多の16本塁打を放ったが、69年拡張ドラフトで新球団パドレスに移籍し、2年連続138試合に出場し2ケタ本塁打を放った。しかし、71年シーズン途中でレッズに移籍し、そのシーズン限りで現役引退。通算574試合に出場し51本塁打、198打点、打率2割5分9厘。

 その後球界を離れていたが、ドジャースが09年に同氏をチームのアンバサダーとして地域連携部門に採用。小学校を訪問したり、十代の若者たちにアルコール、タバコ、麻薬の害について教えを説いていた。

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