ドラフト大抽選必至!22年9球団、23年5球団公表も11球団が非公表の理由

ドラフト1位指名有力の関大・金丸(左)と明大・宗山

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(午後4時50分開始)が24日、行われる。

 ドラフト前日で1位指名を公表した球団は、地元出身の明大・宗山を狙う広島のみ。22年には9球団、23年には5球団が公表したことを踏まえれば、今年は11球団が手の内を明かさない“隠密ドラフト”となった。これは投手なら金丸、打者なら宗山の2人が、突出した人気を集めていることと無関係ではない。

 金丸か宗山の獲得を目指すなら大抽選は必至。おのずと外れの可能性も高まる。今年は各球団のスカウトが「1位が12球団そろわない」と漏らすほど、最上級の逸材が少ない。「外れても他にいい選手がいるからOK」とはいえる状況になく、大抽選を避けての一本釣りか、少ない競合へ方針転換することも選択肢に残しておきたいことから、公表は得策でないと判断したとも考えられる。外れ1位、外れ外れ1位での抽選も十分ありそうだ。(編集委員・加藤 弘士)

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