きょうプロ野球ドラフト会議、最速150k超左腕の関大・金丸は巨人など競合必至…明大・宗山も1位重複か

 プロ野球のドラフト(新人選手選択)会議が24日午後4時50分から東京都内で行われる。投手では金丸夢斗(関大)、野手では宗山塁(明大)の評価が高い。23日までに1位指名を公表したのは1球団のみで、当日まで各球団の駆け引きが続く。

関大・金丸

 金丸は、最速150キロ超の直球と抜群の制球力を兼ね備えた本格派左腕だ。プロに交じって招集された3月の日本代表「侍ジャパン」では、欧州代表を相手に好投した。1位指名を公表した球団はないものの、先発ローテーションを担える即戦力として巨人などが高く評価しており、1位入札の重複は必至だ。

 宗山は東京六大学リーグで通算116本の安打を量産し、遊撃の守備にも安定感がある。打てる内野手として、広島が1位指名を公言しているが、他球団と競合する可能性が高い。

明大・宗山

 この他、大学生では強打が持ち味の西川 史礁みしょう (青学大)、球速160キロ近い速球を持つ右腕の中村優斗(愛知工大)に注目。高校生では、昨春と今春の選抜大会の準優勝投手、今朝丸裕喜(兵庫・報徳学園)を筆頭に、投打で評価の高い柴田 獅子れお (福岡・福岡大大濠)、長身左腕の藤田琉生(神奈川・東海大相模)らの名前が挙がる。

 今年は1位指名を公表しない球団がほとんど。オリックスの福良淳一ゼネラルマネジャー(GM)が「(1位候補は)3、4人。あした決める」と話したように直前まで他球団の動向を見極める動きも。「即戦力候補が少なく、競合覚悟でいくしかない」との声も聞かれ、例年以上に指名が集中するかもしれない。

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