巨人が打線の救世主ヘルナンデスに残留要請 衝撃のデビュー8戦連続安打 野球に取り組む姿勢も高評価

5回2死二塁、佐野の飛球をジャンプして好捕するヘルナンデス(カメラ・渡辺 了文)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ第6戦 巨人2―3DeNA(21日・東京ドーム)

 日本シリーズ進出を逃した巨人がエリエ・ヘルナンデス外野手(29)に残留要請することが21日、分かった。

 ヘルナンデスは5月に途中入団して交流戦から1軍昇格すると、デビューから8試合連続安打、3試合連続猛打賞など、神がかり的な活躍で打線の救世主となった。明るく真面目な性格で、球団は来季も欠かせない戦力として判断している。

 メジャーでは14試合の出場で打率1割8分2厘と目立った実績はなかったが、来日後に日本の投手の特徴を猛勉強して対応。米マイナー3Aパシフィックコーストリーグで昨年、リーグ最多安打の165安打を記録した巧みなバットコントロールで安打を量産し、4月に球団ワーストの13試合連続3得点以下など苦戦していた攻撃面に新風を吹かせた。阿部監督も「野球に取り組む姿勢が素晴らしい」と高評価していた。

 その他の外国人選手は、今季6勝のフォスター・グリフィン投手(29)は複数年契約中で残留。シーズン終盤は勝ちパターンの一角を担ったカイル・ケラー投手(31)も残留の可能性が高い。アルベルト・バルドナード投手(31)、ココ・モンテス内野手(28)の去就は流動的。ヨアンデル・メンデス投手(29)とエスタミー・ウレーニャ内野手(25)は帰国が発表されていて、このまま退団の見込みとなっている。

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