【巨人】戸郷が4回に先制ソロ被弾 打線は5回まで1安打無得点 内海コーチ「逆転するまで粘り強く投球して欲しい」

4回無死、佐野恵太にソロ本塁打を打たれた戸郷翔征(カメラ・上村尚平)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第1戦 巨人―DeNA(16日・東京ドーム)

 日本シリーズ進出をかけたCS最終ステージ第1戦は、開幕投手をつとめレギュラーシーズンで12勝を挙げた巨人・戸郷翔征投手が先発。4回に一発を浴び、DeNAに1点を先取されたが5回4安打1失点。打線はDeNAの先発・ケイ投手に5回まで1安打無得点に抑えられている。

 戸郷は1回、先頭の梶原昂希外野手にボテボテのゴロの三塁内野安打を打たれ、いきなり走者を背負った。牧秀悟内野手はポール際への大飛球がファウルとなった後に左飛、佐野恵太外野手も左飛に打ち取ったが、オースティン内野手には追い込んでから四球を与え2死一、二塁とピンチを広げたが、宮崎敏郎内野手は右飛に抑え、立ち上がりを無失点で切り抜けた。

 巨人は1回1死から登録を外れた吉川尚輝内野手に代わって二塁に入る2番・増田大輝内野手が四球を選んで出塁。「3番・中堅」でスタメン出場のオコエ瑠偉外野手の空振り三振の際に増田大が二塁盗塁を決め2死二塁、岡本和真内野手は四球で歩き一、二塁としたが、大城卓三捕手は三ゴロに終わり、先制はならなかった。

 2回、3回と3者凡退に抑えていた戸郷は4回、先頭の佐野恵太外野手にフォークをとらえられ、打った瞬間にわかる右翼スタンドへのソロ本塁打を被弾。あげたくなかった先取点を与えた。

 5回は2死から梶原昂希外野手に右前安打されたが、後続を抑えた。

 戸郷の投球について、内海哲也投手コーチは「初回の入りは緊張感もありボールがバラついて逆球が多かったが2回以降は落ち着いて戸郷のペースで投球ができるようになってきている。この初戦がとても大事になってくるので味方が逆転してくれるまでなんとか粘り強く投球していって欲しい」と話した。

 打線は先発・ケイに2回、3回と3者凡退。4回1死から岡本和が2打席連続の四球で出塁したが、大城卓は初球を打って遊ゴロ併殺打に打ち取られた。

 5回は先頭の坂本勇人内野手が四球で出塁、モンテス内野手は見逃し三振、門脇誠内野手はチーム初ヒットとなる左前打でつなぎ1死一、二塁。戸郷が送りバントを決め2死二、三塁とチャンスを広げたが、丸佳浩外野手は一ゴロに終わり、得点できなかった。

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