【巨人】DeNAに連敗し1勝2敗に…岡本和が6回に同点打も、菅野が7回オースティンに痛恨被弾

7回無死、オースティンにソロ本塁打を打たれた菅野智之(カメラ・上村 尚平)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第2戦 巨人1―2DeNA(17日・東京ドーム)

 CS最終ステージの第2戦で巨人はDeNAに連敗し、1勝のアドバンテージを含めて1勝2敗となった。

 レギュラーシーズンで15勝を挙げた菅野智之投手が小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで先発し、同点に追いついてもらった直後の7回にオースティン内野手に一発を浴び、7回6安打2失点で降板。打線はDeNAの先発・大貫晋一投手に7回途中まで5安打1得点に抑えられるなど、攻略できず敗れた。

 打線は1回、大貫に3者連続で空振り三振。2回は先頭の岡本和真内野手が遊撃のグラブに当たって外野に転がる中前打。坂本勇人内野手の投ゴロで岡本和が二塁へ進み1死二塁としたが、浅野翔吾外野手は右飛、門脇誠内野手は見逃し三振に終わり無得点。3回は先頭の小林が中前打、菅野は初球できっちり送りバントを決め1死二塁、丸佳浩外野手の一ゴロで2死三塁としたが、オコエ瑠偉外野手は見逃し三振に倒れた。

 菅野は1回2死から佐野恵太外野手に左前打を許したが、オースティン内野手を空振り三振。2回、3回は3者凡退、4回は先頭の牧秀悟内野手を四球で歩かせたが、佐野を二ゴロ併殺打。オースティンはストレートで見逃し三振に打ち取り、3人で終わらせた。

 菅野が5回に先取点を奪われた。先頭の宮崎敏郎内野手に三塁線を抜く二塁打、送りバントで1死三塁のピンチを迎え、森敬斗内野手に前進守備の内野を抜ける中前タイムリーを許し1点を先取された。続く戸柱恭孝捕手にも右前打されなおも1死一、二塁だったが、大貫のバントが捕手前のゴロとなり三塁―一塁と送られ併殺、1失点で切り抜けた。

 巨人が6回に主砲の適時打で同点に追いついた。先頭の丸が二塁への当たりで一塁ヘッドスライディング、一度はセーフの判定だったが、リクエストでのリプレイ検証でアウトとなり二ゴロに。オコエは右中間を破る二塁打を放ち1死二塁。中山礼都内野手は中飛で2死となったが、岡本和が中前タイムリーを放ち、オコエが生還。「浮いてきたボールは積極的にいこうと思っていました。まずは同点となり、良かったです」という主砲の一打で同点に追いついた。

 しかし、直後の7回に菅野が痛い一発を浴びた。先頭のオースティンに甘く入った球を右翼スタンドに運ばれるソロ本塁打を被弾。再び1点をリードされた。

 再び1点を追うことになった巨人は7回2死から小林が四球で出塁。菅野に代打・秋広優人内野手を送ったところで、DeNAは2番手で左腕・坂本裕哉投手が登板し、秋広は空振り三振に打ち取られた。

 菅野に代わって8回からはバルドナード投手が2番手で登板し、1死から代打・フォード内野手に左前打を打たれたが、梶原を二ゴロ併殺打。9回はケラー投手がマウンドに上がり、1死から2連続四球を与えたが、宮崎を三ゴロ併殺打に打ち取り無失点に抑えた。

 1点を追う巨人打線は8回は3番手の伊勢大夢投手にの好守にもはばまれ無得点。9回はDeNAの守護神・森原康平投手に岡本和が空振り三振、坂本勇人内野手が三ゴロ、浅野翔吾外野手は見逃し三振に抑えられ、悔しい敗戦を喫した。

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