掛川西が逆転で8強進出 3回からロングリリーフの杉崎が好投 秋季高校野球静岡県大会

3回から登板して好投した掛川西のエース右腕・杉崎蒼汰

◆秋季高校野球静岡県大会▽3回戦 掛川西6―3御殿場西(21日、掛川球場)

 今夏の甲子園出場校・掛川西が御殿場西に逆転勝ちした。

 掛西は先発した背番号11の左腕・加藤瑞己(2年)が初回に先制2ランを浴びた。直後にスクイズなどで追いついたものの、2回に勝ち越しソロを浴びて2―3に。

 ここで踏ん張ったのが4番・一塁手で先発していたエース右腕の杉崎蒼汰(2年)だ。3回からマウンドに上がると、球を低めに集めて内野ゴロを打たせ、御西に傾きかけた流れを止めた。

 そして1点差の8回、1死二塁から杉崎が中前へ運んでチャンスを広げると、5番・石川大峨(2年)が左中間を破る逆転の2点適時三塁打。試合を引っ繰り返した。

 7イニングを投げ、御西打線を2安打0点に抑えた杉崎は「流れが来るように粘った。石川が打ってくれると思っていました」。大石卓哉監督は「丁寧なピッチングで相手の流れを切ってくれた。頼もしかった」とエースを褒めていた。

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