主演・江口のりこ『愛に乱暴』公開日決定　物語を紐解くシーンを収めた予告編公開

映画『愛に乱暴』の公開日が8月30日(金) に決定し、併せて本ビジュアルと予告編が公開された。

『悪人』『怒り』で知られる吉田修一の同名小説を、『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督が映画化。主演に江口のりこを迎え、共演には小泉孝太郎、風吹ジュン、馬場ふみから個性豊かな俳優陣が名を連ねる。

夫の実家の敷地内に建つ“はなれ”で暮らす桃子は、「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させていた。そんな桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始める。桃子の平穏な日常は、少しずつ乱れ始める。

公開された本ビジュアルは、部屋の畳に頭をつけ、床下に耳をそばだてているような深い思惑を秘めた表情の主人公・桃子を、大胆な構図で捉えている。〈女は床下に愛を隠す〉という謎めいたコピーと縦に大きくあしらわれたタイトルロゴと相まって、彼女の心の深淵を垣間見るようなインパクトの強いビジュアルとなっている。

さらに予告編では、近隣のゴミ捨て場で相次ぐ不審火、愛猫のぴーちゃんの失踪、怪しい隣人、義母との認識の食い違い、夫から浮気の告白など……、桃子のしあわせな日常を襲う不穏な出来事の数々が映し出される。物語を紐解くキーワードとなるシーンが散りばめられた予告編の後半では、何者かに追われ疾走する姿、猫の鳴き声に導かれ床下に潜る桃子、そして泥だらけで「やめてください！　私を変人扱いするのは！」と叫ぶ様子が切り取られ、サスペンスフルな物語を印象付ける予告編となっている。

なお、7月5日(金) より発売予定のムビチケカードには、映画の重要なキーアイテムとなる「黄色い小花」をモチーフとしたエコバッグが先着で付属する。