タランティーノに影響を与えた『ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ』日本公開決定 ポスター&予告編公開

パンク・ウエスタン・ムービー『ストレート・トゥ・ヘル』が、オリジナル版でカットされたシーンを追加し、『ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ』として2024年8月30日(金) より公開されることが決定した。

本作は、その型破りな作風でクエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスらに影響を与えたと言われる映画界の異端児アレックス・コックスが、セルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタンにオマージュを捧げた異色西部劇。

当時、アレックス・コックスが『シド・アンド・ナンシー』でサウンドトラックを担当した「ザ・クラッシュ」のボーカル兼ギタリスト、ジョー・ストラマーとエルヴィス・コステロ、ザ・ポーグスらを率いて大規模なロックンロール・ツアーを計画したが、予算の関係で頓挫。その時、ストラマーが「マカロニ・ウエスタンでも撮らないか?」と提案したことから本作の製作がスタートした。本作にはストラマーらに加え、コートニー・ラヴ、ジム・ジャームッシュ、デニス・ホッパーら豪華キャストが集結。4週間の撮影期間の中、脚本変更やシーンの追加が繰り返されながらも完成した。

『ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ』は、当時カットされたシーンが残されたディレクターズ・カット版のインターポジから2010年に映像と音声のリマスターを行い、新たなシーンも追加した91分版。本ver.は、日本では長らく配信もソフト化もされておらず、本上映が初公開となる。

併せて、ポスタービジュアルと予告編が公開された。ポスターには、ストラマーとその隣に不気味かつ陽気に映る骸骨、タランティーノ作品に登場する殺し屋にも影響を与えたと言われるサイ・リチャードソン、そして妊婦役のコートニー・ラヴの姿が。予告編はストラマーのほか、ホッパーやザ・ポーグスのシェイン・マガウアンなど、今となっては実現不可能なキャストたちが縦横無尽に暴れ回る映像となっている。

『ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ』ポスタービジュアル

『ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ』予告編

<作品情報>
『ストレート・トゥ・ヘル:リターンズ』

2024年8月30日(金) よりシネマート新宿にてロードショー

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