「命の方が大切」井上咲楽 “休憩ほぼなし” 100キロマラソンに批判続出…『24時間テレビ』のやす子にも不安集まる

《もしも来年が有るのなら井上咲楽さんはリベンジなど考えず、不参加にすべきだと思います。 賞金や知名度よりも命の方が大切です》

　2024年7月20～21日にかけて、夏の超大型生放送特番『FNS27時間テレビ』（フジテレビ系）が放送された。今回は総合司会に、同局のバラエティー番組『新しいカギ』のメンバーである「霜降り明星」「チョコレートプラネット」「ハナコ」の3組が抜擢。

　笑いあり、企画ありの27時間のなかで、目玉として喧伝していたのが「100キロサバイバルマラソン」だ。今年は優勝賞金1000万円を賭け、アスリートから芸人まで脚力自慢のランナー18人がエントリー。そのなかには、昨年の同企画で女性では唯一完走した井上咲楽も含め、3人の女性ランナーが参加していた。

「今年のテーマである『100kmの道のりを、必要以上に休憩時間を取らずに走った場合、一体いつゴールできるのか？』が発表された時点で、ランナーの身の安全を気にする動きはありました。

　ルールは、ランナーの前を一定速度で走る “ペースメーカー” が設けられ、さらに追走する “鬼教師” に追いつかれたらそこで脱落というもの。

　男女差を多少考慮したルールはあったものの、なにせマラソンがスタートした20日は35℃を超える猛暑日でした。日が落ちたあとでさえ汗が噴き出す熱帯夜に、“休憩ほぼなし” で長距離を走るなんて、正気の沙汰ではありません。

　酷暑のなかで強いられたレースで、案の定、井上さんは48km付近でドクターストップがかかり、あえなくリタイア。そのほかのランナーも次々脱落するという、過酷な結果となりました」（芸能記者）

　この件を報じたYahoo！ニュースのコメントには、危険を承知しながらマラソンを決行したフジテレビに対して猛批判が集中。冒頭のコメントのほか、井上ら脱落したランナーたちを案ずる声が多く寄せられた。

《プロじゃない方がスピードでは無くいくら記録とは言え100Kmをこの時期に完走を目指すなどと言う事は止めるべきでしょう。今回はフルマラソンに多く出ている井上咲楽さんでさえが途中棄権しています。考え直すべきでしょうね》

《私が子供の頃には夏でも30℃を超える日はそう無かったが、今は35℃を超える暑さ。視聴率を狙うのは仕事柄仕方がないかもしれないし、出演依頼されたタレントも仕事のため頑張るかもしれないが、人の身体生命をもう少し考えて企画しても良いのでは》

　この『27時間テレビ』マラソンの酷評を受け、心配されるのが8月31日～9月1日に放送予定の『24時間テレビ47』（日本テレビ系）で、チャリティマラソンのランナーを務める元自衛官でお笑い芸人のやす子だ。

「21日放送の『シューイチ』（日本テレビ系）でMCの岩田絵里奈アナが、24時間テレビチャリティーマラソンについて、スタート時間を気温が下がってくる夜20時ごろを予定していると説明していました。

　また、スタート地点周辺の8月31日20時の過去10年間の平均気温を踏まえ、水分補給の徹底や専門スタッフによるペース管理などの熱さ対策をおこなっていくとのことです」（同）

　この程度の対策で「安全を確保した」と胸を張る日テレだが、はたして死の危険さえある熱中症リスクからやす子を守ることができるのか。Yahoo！ニュースには、やす子の生命を不安視する声があふれた。

《やす子さんは減量をする食事を食べているようですが、この酷暑に体力が奪われてしまうのではないかと心配です》

《ランナーの責任感に便乗、さらにはランナーが途中で倒れないかと視聴者側の怖いもの見たさのような心理を利用してテレビ局は制作しているとしか思えません》

　酷暑の夏に時代錯誤のマラソン企画――。熱中症アラートは鳴りっぱなしだが、テレビ局上層部の耳にはまったく届かないようだ。