バイデン氏、イラン石油施設への攻撃に否定的「私なら別の選択肢」

米ホワイトハウスで4日、記者からの質問を受けるバイデン大統領=ロイター

 バイデン米大統領は4日、イランからのミサイル攻撃に対するイスラエルの報復の対象について、まだ結論は出ていないとの見方を示した。その上で「もし私が彼らの立場ならば、油田への攻撃以外の選択肢を考えるだろう」と述べ、イランの石油関連施設への攻撃に否定的な考えを示した。

 バイデン氏がホワイトハウスの定例記者会見に姿を見せるのは極めて珍しい。前日、記者団からイランの石油施設への攻撃を支持するか問われて「その件については協議中だ」と回答。「そうなるのは少し……ともかく」とあいまいに言葉を続けたことが、市場では原油供給への不安につながり、原油価格の急騰を招いていた。

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