バイデン大統領、イスラエルとイラン石油施設攻撃について協議…即時報復の可能性は否定

 【ワシントン=田島大志】米国のバイデン大統領は3日、イランからのミサイル攻撃に報復を警告しているイスラエルとの間で、イランの石油施設への攻撃について協議していることを明らかにした。イスラエルが即時に報復攻撃に踏み切る可能性は否定した。

バイデン米大統領(9月24日、ニューヨークの国連本部で)=金子靖志撮影

 バイデン氏は、記者団から石油関連施設に対するイスラエルの攻撃を支援する用意があるかを問われ、「我々はそれを協議している」と語った。バイデン氏は2日、核施設への攻撃には反対する考えを示していた。

 報復攻撃を許すかどうかの質問に対しては、「許すということでなく、助言するものだ。今日、何かが起きるわけではない」とも述べた。米政府は、報復が中東全域を巻き込んだ紛争に発展することを懸念している。

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