イラン最高指導者、イスラエル攻撃を称賛　「必要なら今後も」

　イランの最高指導者ハメネイ師は4日、テヘランのモスクの金曜礼拝で説教し、1日のイスラエルに対する弾道ミサイル攻撃について「わが軍のすばらしい働きは、正当で合法的だった」と称賛した。「必要ならば今後も合理的な措置が実施される」と、報復の姿勢を見せるイスラエルを牽制（けんせい）した。イラン国営プレスTVが伝えた。

　イスラエルの報復をめぐっては、バイデン米大統領がイランの石油関連施設などへの攻撃は支持しない考えを示すなど、その手段が焦点となっている。

　イランのアラグチ外相は4日、イスラエルによる空爆が続くレバノンの首都ベイルートを訪問。記者会見で、「イスラエルがイランを攻撃した場合、さらに強力に報復する」と語った。