登校中に刺された日本人学校の男児死亡 総領事館明かす 中国・深圳

深圳日本人学校。通学中の男児が男に襲われた事件を受け、校門の表札が隠されていた=2024年9月18日、中国・広東省深圳市、小早川遥平撮影

 中国南部の広東省深圳で18日朝、登校中だった日本人学校の男児1人が男に刺された事件で、在広州総領事館は19日朝、男児が死亡したと明らかにした。

 中国では6月にも江蘇省蘇州市で日本人学校の送迎バスが刃物を持った男に襲われている。

 日本人学校の子どもが立て続けに被害に遭う事態に、現地の日本人社会には動揺が広がっている。

 深圳は改革開放後に急成長し、ハイテク産業が集積する国際都市だ。日本企業も多く進出している。深圳日本人学校のホームページによると、同校は2008年に開校。今年4月現在、小学生216人、中学生57人の計273人が在籍する。

■「日本語を使わないように…」

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