27万円の江戸切子がカシオの腕時計に?
最近は日本の時計ブランドから、和の伝統技法を生かした商品のリリースが目立ちます。スイスのロレックスやオメガなどの高級時計とは異なった魅力を発信すべく、和風なテイストを強調していると思われるのですが、これが特にアジア圏のインバウンド客に高い評価を受けているのはおもしろいところ。しばらくはこのトレンドが続きそうです。
ディープなグリーンの色味が美しい
カシオのハイエンド電波ソーラー腕時計ライン「OCEANUS(オシアナス)」は、20周年記念モデル「OCW-S7000SG」を11月にリリースします。こちらは海原を進む船が生み出す波の筋「航跡」を、通常はグラスなどに使われる江戸切子の技法で表現したモデル。
特徴的なのはベゼルのデザインで、老舗「堀口切子」の職人である三代秀石 堀口徹氏による監修のもと、サファイヤガラスに江戸切子技法の「千筋」によるカットが入っています。光の当たり方によりグリーンが青っぽく変化して、ディープな海をゆったりと船が進む波跡を思わせます。
このベゼルのグリーンに、締まったトーンのブラック文字盤がよくマッチしていますね。外装はチタンを採用しており、磨き上げなど仕上げもかなりハイレベル。81gと軽量なので着けやすいです。クロノグラフを搭載したソーラー電波時計で、スマホとのBluetoothによる連動が可能なモバイルリンク機能も備えるなど、実用性も申し分なし。
価格は27万5000円で、製造本数は1,600本限定。専用ボックスが付属するほか、裏蓋には20周年記念モデルであることを示す刻印も入っており、プレミアム感は高いです。
Source: CASIO
【こちらもオススメ】
11/02 13:00
GIZMODO