カシオ「オシアナス」新作は人気の“江戸切子ベゼル”に注目!? 船の航跡を表現したユニークな表現方法とは

カシオの展開するアナログ電波ソーラーウオッチ「OCEANUS(オシアナス)」より、ブランド誕生20周年記念モデルの第2弾として「OCWS7000SG」(27万5000円 消費税込)が発売に。ベゼルに江戸切子の技法でカッティングを施し、船が進む際に海面にできる“航跡”を表現しています。

●江戸切子で表現される映像的な世界観

 ギリシア神話における海の神に由来する名を掲げて、2004年にブランドとしての“航海”をスタートしたオシアナス。

 そのデザインにおいては、さまざまなニュアンスをもつブルーや、海のイメージにこだわった表現を貫いてきました。

 この度、ブランドを代表する「Manta(マンタ)」ラインから登場する20周年記念モデル「OCWS7000SG」は、オシアナスにおいて過去にも幾度か生み出され、その度に注目を集めてきた江戸切子によるベゼルを備えたモデル。

 天保5年に誕生したとされるこの伝統技法により今回表現されたのは、大海原を船が進む際に、海面にできる波の筋である、“航跡”です。

オシアナスにおいて人気の江戸切子ベゼルで描いたのは船の“航跡”。ユニークな着眼点が生み出す個性的な20周年記念モデル

オシアナスにおいて人気の江戸切子ベゼルで描いたのは船の“航跡”。ユニークな着眼点が生み出す個性的な20周年記念モデル

 20周年記念の第1弾モデルではブランドの歴史を“航海”になぞらえ、ブルーのカラーによって海そのものを表現していましたが、今回は船が過ぎ去って行った後に残る航跡を描くという独創的な着眼点により、わびさびの世界にも通じるようなイメージの膨らみと抒情性を感じるモデルとなりました。

 この江戸切子を監修したのは、“堀口切子”の職人である三代秀石 堀口徹氏。代表的な技法である、千筋(せんすじ)によって、グリーンのベゼルに左右で非対称となるカッティングが手作業にて施され、ダイヤルという海を9時位置方向に船が進んで行った様子を巧みに表現しています。

 美しい海を想起させるこのグリーンのベゼルは、光の加減によっては青みを帯びて見えることも。

 オシアナス20周年の歴史と、江戸切子の持つ深い歴史、そして今まさにダイヤルを船が横切っていったであろうという多層的な時間経過を感じさせるこの作品は、世界限定1600本にて11月の発売予定となっています。

●さまざまな「青」が紡ぐ物語

 さらに、同じく20周年記念モデルとして、3つのカラーによる3本のオシアナスも合わせて登場。

 ダイヤルを、ライトブルー、ディープグリーン、ブルーグリーンというさまざまな海をイメージさせる蒸着カラーで染めたモデルで、3針や多針クロノグラフとそれぞれ顔立ちや機能も異なる多彩なラインナップ。

 ライトブルーのモデル「OCW-S400SG」は限定700本、ディープグリーン「OCW-T2600SG」、ブルーグリーン「OCW-T6000SG」は限定500本とこちらも希少なものとなり、同じく11月の発売予定となっています。

●製品仕様
「OCW-S7000SG-1AJR」
・価格(消費税込):27万5000円
・ケースサイズ:47.5 × 42.8 × 9.8 mm
・質量:81g
・ケース素材:チタン
・バンド:メタルバンド(チタンムクバンド)
・防水性:10気圧防水
・使用電源:タフソーラー(ソーラー充電システム)

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