「キミの動きはここがあかん」AIがスポーツ指導者になる日も近い

IMG_6962-2(1)

photo: 巽英俊

幕張メッセで開催された、デジタルイノベーション見本市「CEATEC(シーテック)」。

富士通のブースでは身体動作を人工知能(AI)で分析する技術として、バスケットボールを使ったデモンストレーションが行なわれていました。富士通といえば、女子バスケWリーグのチーム「レッドウェーブ」を運営してますもんね。

選手のシュートと比較してアドバイス

IMG_69582-1

ブースの横にセットされていたカメラ
photo: 巽英俊

ブースには複数のカメラをセットし、体験者は実際のゴールに向かってシュート。身体の向きや関節の動きをモーションキャプチャーで解析して、レッドウェーブ所属の宮澤夕貴選手のシュートと比較してくれます。

IMG_69682

その場で身体がどう動いていたかがわかります
photo: 巽英俊

AIがその場でシュート改善のポイントを指摘してくれるので、なかなか楽しいしわかりやすいです。そりゃ素人がいきなりトップ選手のようにシュートはできませんけど、AI解析後はほとんどの体験者が少しだけうまくなってました

バスケ以外にもさまざまな活用が

ブースにはそのほかにピラティススタジオや、伝統芸能の能楽における活用例も紹介されていました。実際にピラティスでは全国140のスタジオで導入されていて、すでにレッスンに役立てられています。

この骨格分析技術は、富士通が国際体操連盟のAI採点に提供しているものと同じで、複雑な動きであっても誤差が非常に少ないハイレベルなものです。特に運動が苦手という人にとっては、ロジカルに身体の使い方がわかるこのテックは嬉しいですね。

Source: CEATEC

ジャンルで探す