日鉄のUSスチール買収、ハリス副大統領「米国で鉄鋼の製造能力を維持することが最も重要」
【ワシントン=田中宏幸】米大統領選の民主党候補カマラ・ハリス副大統領は25日、米MSNBCのインタビューで、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収に関して「米国人が米国で鉄鋼を製造する能力を維持することが最も重要だ」と述べた。
人工知能(AI)やバイオなどへの投資を念頭に「鉄鋼を必要としない新たな産業はなく、基本部分を担うものだ」と指摘。「米国の労働者が米国の企業で鉄鋼を製造することは、経済のみならず国家安全保障の観点からも極めて重要だ」と強調した。
サプライチェーン(供給網)の重要性にも言及し、「国内製造で優先すべき製品の一つが鉄鋼だ」と述べた。
09/26 17:57
読売新聞