米国で大人気のコンパクトSUV フォード「ブロンコ」2025年モデルが北米市場で登場 どう変わった?

北米市場で大人気のSUV、フォード「ブロンコ」が刷新、2025年モデルが発表されました。どのように変わったのでしょうか。

マット仕上げのボディフィルムをオプションで用意

 米国フォードは2024年11月7日、コンパクトSUV「Bronco(ブロンコ)」2025年モデルを発表しました。

フォード「ブロンコ」2025年モデル(マットクリアフィルム付き)

フォード「ブロンコ」2025年モデル(マットクリアフィルム付き)

 フォード・ブロンコは、1965年に初代が登場した歴史あるSUV(4×4)です。当時はジープ「チェロキー」やシボレー「ブレイザー」とともに、この小型SUVセグメントをリードしていたといいます。

 それから代を重ね、ブロンコは1992年に登場した5代目まで続きましたが、1996年6月に生産が終了されました。31年間で5世代にわたり生産を続け、110万台以上がつくられました。

 そんなモデルが2021年に25年ぶりに復活、2ドアだけでなく、4ドアモデルが用意されたのも新型ブロンコの特徴です。ラダーフレームにボディを載せる方式の「ブロンコ」だけでなく、モノコックボディを使う「ブロンコ・スポーツ」も揃えて、ブロンコシリーズとして展開しています。

 ボディサイズは、2ドアで全長173.7インチ(約4412mm)×全幅75.9インチ(約1928mm)。4ドアで全長は189.4インチ(約4811mm)。モデルによって全幅は最大79.3インチ(約2014mm)もあります。

 搭載するエンジンは、最高出力300馬力の2.3リッター4気筒ターボと、330馬力の2.7リッターターボを用意します。

 今回登場した2025年モデルのブロンコは、新たに「ブラックアピアランスパック」を用意。これはブラック成型カラーミラーキャップや白いBRONCOの文字が入った黒の成形カラーグリルなど、ブラック化されたパーツが組み合わされています。

 またオプションで新たに「マットクリアフィルム」を用意。これはブロンコの多彩なボディカラーのどの色にもスタイリッシュなマット仕上げにするもので、ボディを飛び石や道路の塩分などから守ります。このオプションは2ドア・4ドアのボディタイプ、およびラプター以外のすべてのトリムで利用可能です。

 インテリアでは、8インチディスプレイと12インチのデジタルゲージクラスターが標準装備されました。この新しい12インチデジタルクラスターは、Sync4と呼ばれるインフォテイメントセンタータッチスクリーンを補完します。

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 ブロンコ2025年モデルはすでに受注を開始しており、納車は今冬に開始される予定です。

 日本での発売は、フォードが日本から撤退したため正規ルートはありません。

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