グレードは何が人気? ボディカラーの一番人気は!? 三菱新型「アウトランダー」発売 3年ぶりの進化でPHEV性能強化
三菱のフラッグシップSUV「アウトランダー」が大幅改良、10月31日に発売されました。発売に先駆け先行注文が開始されていて、月販台数計画1000台に対し約3400台の受注だといいます。
受注状況は最上級グレードが全体の52%
三菱自動車工業(以下、三菱)は2024年10月31日、クロスオーバーSUV「アウトランダーPHEV」を大幅改良し発売しました。
アウトランダーは、いまや三菱のフラッグシップとなったクロスオーバーSUVです。
初代は2005年に登場し、現行型は2021年12月に発表された3代目にあたります。
2012年に登場した2代目から、プラグインハイブリッド車(PHEV)が追加設定され(PHEVの販売は2013年から)、現行型の日本仕様はPHEVのみのラインナップとなっています。
今回の大幅改良では、これらの好評な部分はキープコンセプトとしながら、「洗練」と「上質」を重点項目として正常進化させています。
まず、搭載されるリチウムイオンバッテリーを刷新して、バッテリー容量を約10%増の22.7kWhとしました。その結果、EV航続距離は「M」グレードで従来の87kmから106km(WLTCモード、以下同じ)その他グレードは83kmから102kmと約20km伸長しています。
PHEVシステムは最高出力を約20%向上させ、電動車ならではのスムーズで力強い加速が持続し、高速道路での合流や追い越し時のストレスを軽減するとともに、エンジン始動頻度が低減し、より静かで気持ちの良いEVらしいドライブが楽しめます。
またグリルシャッターの採用や、床下アンダーカバーやリアバンパーの形状を見直して空力性能を向上させ、走行抵抗の低減やPHEVシステムの効率化などで、ハイブリッド燃料消費率を「M」グレードで従来の16.6km/Lから17.6km/Lに、その他グレードは16.2km/Lから17.2km/Lへ燃費を向上しています。
サスペンションチューニングも見直すとともに新開発タイヤを採用、路面からの振動やショックを低減し、より上質で安定した乗り心地を実現しました。
最上級グレードのPエグゼクティブパッケージは新設定です。また、ユーザーから要望の多かった5人乗り仕様をPとPエグゼクティブパッケージにも設定しました。
車両価格(税込)は、M(5人乗り)の526万3500円からPエグゼクティブパッケージ(7人乗り)の668万5800円となっています。
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大幅改良したアウトランダーPHEVは10月9日に発表され、発売に先駆けて先行注文の受付を開始しており、月販台数計画1000台に対し約3400台の受注を受けているといいます。
人気グレードは最上級の「Pエグゼクティブパッケージ」で、全体の52%。Pグレード以上を選択された人は85%となっています。
また人気ボディカラーは「ホワイトダイヤモンド」で、30%。「ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ」が17%、「ブラックダイヤモンド」が10%、「ムーンストーングレーメタリック」が9%、「ムーンストーングレーメタリック/ブラックマイカ」が9%と続きます。
三菱の加藤隆雄社長は「カーボンニュートラルの実現に向け、PHEVは有力な選択肢としてグローバルで注目が高まっています。他社に先鞭をつけた『アウトランダーPHEV』は、今回さらに熟成を図りいっそう洗練させました。EV航続距離を伸長させながら、滑らかで力強い加速性能を実現。カーボンニュートラルに貢献しながら、ドライビングプレジャーを堪能することができます。この『三菱のPHEV』を是非、ご体感ください」とコメントしています。
11/05 07:30
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