三菱 新型「デリカミニ」はなぜ人気!? “かっこかわいい”軽への反響とは 上位モデルが売れているって本当!?
2023年5月に発売された三菱「デリカミニ」が人気好調だといいます。SUVテイストの外観と愛らしいフェイスが特徴的ですが、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
「デリカミニ」が人気の理由は?
三菱は2023年5月25日に、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を発売開始しました。
先行予約だけで約1万6000台、発売1年後には累計受注が5万台を超えるなど高い人気をみせています。
「デリカ」といえば、根強いファンを持つ三菱のロングセラーシリーズです。
1969年に「デリカコーチ」からスタートし、1979年に「デリカスターワゴン」、1994年には「デリカスペースギア」と進化。その過程で、悪路走破性を備えたワンボックス車という独自のポジションを築いてきました。
続く2007年発売の「デリカD:5」は、オフロード走行も得意とするユニークなSUV風ミニバンとして、今なお強い支持を受けています。
新型「デリカミニ」は、こうした「デリカD:5」のイメージを踏襲して誕生した、軽スーパーハイトワゴンです。
人気の理由は、SUVテイストの力強いスタイリングと、街乗りからアウトドアまでこなせる使いやすさです。雪や山道、悪路なども快適に走行できることから、流行のソロキャンパーなどからも選ばれているといいます。
また、愛らしいフロントフェイスも魅力でしょう。デリカD:5のイメージを残していますが、半円形ポジションランプの眼差しがコミカルで特徴的です。
このアウトドアイメージと「かっこかわいい」デザインにより、日常使いをこなす軽自動車でありながら、ときめきを感じられる点がウケているようです。
販売店にはどんな反響がある?
新型デリカミニの外観は、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をテーマとし、デリカゆずりのタフで力強いルックスです。
半円形のLEDポジションランプと内蔵ヘッドライトの組み合わせが親しみやすさを感じさせ、ボディカラーは2トーン6色、モノトーン6色の全12色から選べます。
また、ハンズフリースライドドアや大開口ラゲッジルームなど、便利な室内空間も確保されています。
グレードは、自然呼気エンジン車の「G」とその上級「Gプレミアム」、さらにターボ車の「T」と「Tプレミアム」の4展開。それぞれに2WD車と4WD車が用意されています。
なお、4WD車では165/60R15サイズの大径タイヤと専用ショックアブソーバーを採用し、安心した走行性を高めています。
さらに、運転支援機能「三菱 e-Assist」が全車に搭載されるほか、「Gプレミアム」「Tプレミアム」には高速道路での運転をアシストする「マイパイロット」が設定されています。
そのようなタフなのに愛嬌があり、アウトドアでも街でも乗れる「デリカミニ」ですが、販売店にはどのような声が寄せられているのしょうか。
関東圏の三菱販売店担当者は次のように話します。
「家族のファーストカーとして、ファミリー層から高い人気を得ています。またアウトドア用に使用したいというお客様も多く、釣りやソロキャンプのために購入するといった声も聞かれます。
また他社のクルマと比較して、スライドドアで開口部が大きいことなどから荷物を多く積めることが好評をいただいております」
グレードはGとTそれぞれのプレミアムが運転席側に電動スライドドアを備えているため人気だと言います。「通常のGではもの足りない」というユーザーが少なくないようです。
また、関西圏の三菱販売店担当者は次のように話します。
「ファミリー層のお客様が多く、街乗りとレジャーどちらにもお使いいただいているようです。特にアウトドアに適しているとして、撥水式のシートやルーフレールが取り付けやすいことが好評をいただいています。
他車と比較して、スライドドアの採用や三菱特有の安定した4WDの走行性能も好評です」
さらにデリカミニ特有の個性として、フロントデザインを模した犬のイメージキャラクター「デリ丸」に惹かれたユーザーも多くいるようです。
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デリカミニの販売価格は、「G」が183万7000円〜204万8200円(税込、以下同じ)、「Gプレミアム」は201万8500円〜218万2400円です。上位グレードの「T」は191万4000円〜212万5200円、「Tプレミアム」は210万7600円〜227万1500円となります。
現在、工場出荷時期の目安は3か月のようです。
10/26 12:40
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