まもなく復活!? 注目のホンダ最上級ネイキッド「CB1000ホーネット」海外で展開される“兄弟車”とは 日本での今後の展開は?
2024年中に日本発売が予想されているホンダ「CB1000 ホーネット」。ホーネットシリーズとしては久々の復活となりますが、海外ではすでにホーネット“兄弟”が揃っています。今回はワールドワイドに現行ホーネットのすべてを紹介します。
ホンダストリートファイターの象徴として帰還
「CB1000 ホーネット」は、2024年3月に大阪・東京・名古屋の各会場で行われた「モーターサイクルショー」で日本公開され、2024年秋中の発売が予想されています。
かつての名車の復活に心を踊らせているファンは多いことでしょう。
ホーネットは日本では250ccが有名ですが、600cc・900ccと小型から大型までのモデルが揃っていた歴史があります。
特にホーネット250は、中古車として人気を維持しています。
現在、日本国内でホーネットシリーズの販売はありません。しかし海外では実は小型と中型、そしてCB1000 ホーネットを含めれば大型と幅広い排気量に展開されているのです。
ホーネットの最小排気量モデルは「ホーネット2.0」。東南アジアで販売されています。
車体サイズは全長2047×全幅783×全高1064mm、車重は142kgと小型車らしいコンパクトな車体を持っています。
しかしヘッドライト・ウインカー・テールランプがLEDで、シフトインジケーター付きのデジタルメーターを備えるなど現代的な装備を持っています。
エンジンは184ccの空冷単気筒SOHCで、最高出力12.7kW(17.3PS)/8500rpm・最大トルク15.9Nm(1.6kgm)となっています。
ホンダの公式ではありませんが、日本でも輸入車として購入が可能です。
500ccと750ccの“スズメバチ”が欧州で飛翔
続いては2023年11月に発表された「CB500 ホーネット」です。
「CB500F」として2013年に登場しましたが、2023年発表のモデルでホーネットが冠されました。
ボディサイズは全長2080×全幅800×全高1060mmで、車重は188kg。
エンジンは471ccの水冷並列2気筒DOHCで、最高出力35kW(48PS)/8600rpm・最大トルク43Nm(4.4kgm)/6000rpmを発揮します。
ホーネット500は日本未発表ですが、このエンジンを搭載したモデルが存在します。
それが「レブル500」で、排気量もボア・ストロークも同一となっています。
500の上は1000……と思いきやその中間にモデルが存在します。それが「CB750ホーネット」で、2022年10月に欧州で発表されました。
ボディサイズは全長2090×全幅780×全高1080mmで、車重は190kgとホーネット500に近い大きさとなっています。
エンジンは755ccの水冷並列2気筒SOHCで、最高出力67.5kW(92PS)/9500rpm・最大トルク75Nm(7.7kgm)/7250rpmのスペックとなっています。
ホーネット500と同等のサイズなのにエンジンのスペックが約2倍となると、相当のスピードを持ったモデルに仕上がっているのではないでしょうか。
ボディサイズは全長2090×全幅780×全高1080mmで、車重は190kgとホーネット500に近い大きさとなっています。
エンジンは755ccの水冷並列2気筒SOHCで、最高出力67.5kW(92PS)/9500rpm・最大トルク75Nm(7.7kgm)/7250rpmのスペックとなっています。
ホーネット500と同等のサイズなのにエンジンのスペックが約2倍となると、相当のスピードを持ったモデルに仕上がっているのではないでしょうか。
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国内登場予定のCB1000ホーネットは、999ccの水冷直列4気筒DHOHCエンジンを搭載し、最高出力150PS以上・最大トルク100Nm以上という強力なスペックを有しているといいます。
詳細は未公表ですが、“オオスズメバチ”らしい攻撃力を備えているとみて間違いありません。
ただ、CB750ホーネットもホーネット500も十分に魅力的で、日本で発売されてもおかしくはありません。
かつてのように小・中・大のスズメバチ兄弟が揃うか、ファンは楽しみにしています。
10/04 21:10
VAGUE