注目のコンパクトSUV 新型「ミニ・カントリーマン」に用意される様々な種類 ガソリン、ディーゼル、電気どれが人気?
2023年11月に日本に上陸した新世代ミニに連なるSUV、新型「ミニ・カントリーマン」。多様なパワートレインが設定されていますが、どれが人気なのでしょうか。
各種パワートレインの特徴とは
ミニ・シリーズのSUVである新型「ミニ・カントリーマン」は、新世代ミニの第1弾として2023年11月に日本に上陸しました。
パワートレインが数多く用意されていることも特徴のひとつですが、どれが人気なのでしょうか。
ミニ・カントリーマンはミニの4番目のモデルとして2011年に誕生しました。シリーズ初のプレミアムコンパクトモデルのSUVとしても知られます。
登場以来多くのファンにより親しまれ、2017年には2代目に進化しました。
なお、日本では初代と2代目は世界市場と異なり「ミニ・クロスオーバー」の名称で販売されており、カントリーマンとは呼称されていませんでした。
そして2023年11月に3代目となる新型カントリーマンが発売されました。
同時に日本でも従来の呼称であるクロスオーバーから、世界共通の「カントリーマン」に改めています。
今後、すべてミニシリーズが革新的なデザインと機能を備えた次世代モデルとして生まれ変わることが予定されており、カントリーマンはその第1弾モデルとなります。
エクステリアデザインでは八角形のフロントグリルとミニらしからぬ直線的な六角形のLEDヘッドライトが特徴となっています。
パワートレインと駆動輪の区別により豊富なグレードをラインナップ。
2WDでは156馬力・230Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボ・ガソリンエンジン搭載のベースモデル「ミニ・カントリーマンC」と、150馬力・360Nmを発生する2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載の「ミニ・カントリーマンD」を用意。
4WDでは204馬力・300Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジン搭載の「ミニ・カントリーマンS ALL4」を用意。
さらに317馬力・400Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンを備えた「ミニ・ジョンクーパーワークス・カントリーマン」は最もスポーティな4WDモデルとなります。
そして2024年3月にはこれらに加えてカントリーマン初の電気自動車のグレードが2種類登場しました。
どちらも232.0Ah/66.45kWhのエネルギー容量を持つ強力なリチウム・イオン電池のバッテリーを搭載しており、一充電で400km以上走行することが可能となります。
2WDの「ミニ・カントリーマンE」と4WDの「ミニ・カントリーマンSE ALL4」が用意されています。
ガソリン、ディーゼル、EV、高性能ガソリン…どれが人気?
そんな新型ミニ・カントリーマンですが、どのグレードが人気を集めているのでしょうか。
関東圏のミニ販売店担当者は次のように話します。
「生産台数が最も多いのはベースモデルのカントリーマンCです。ただお客様からの需要で言うと、ガソリンエンジンのグレードの中でもパワーのある『ジョンクーパーワークス』に人気が集まっています。
また最大トルクが大きいカントリーマンDも多くの問い合わせをいただいています。BMWグループのエフィシエント・エンジンに吸音材が装備されており、ディーゼルエンジン特有の騒音が大幅に軽減されていることも人気の理由のようです。
EVモデルもパワーがありますが、生産工場が中国にありパターンが限られてしまいます。そのためか他のパワートレインに比べるとあまり人気が集まっていない印象です」
関西圏のミニ販売店担当者は次のように話します。
「パワートレイン別の人気はガソリン、ディーゼル、電気の順となります。
ガソリンエンジンのグレードの中で当店で最も人気が高いのはカントリーマンCとなります。ジョンクーパーワークスは確かに高性能で人気ですが、『高額なためなかなか手が出ない』や『せっかくの性能を持て余しそう』などの理由で見送られる方もいます。
納車は国内在庫がある場合、1ヶ月ほどでの即納が可能です。在庫に無いものからオーダーする場合、4〜6ヶ月かかります」
※ ※ ※
新型モデルということで高性能なグレードをはじめとして注目が集まっているようです。今後モデルチェンジする他のミニシリーズも同様に人気となることが予想されます。
販売価格はベースモデルの「カントリーマンC」で489万円から、スポーツモデルの「ジョンクーパーワークス」で667万円です。
09/29 21:10
VAGUE