フォルクスワーゲン新型「タオス」米国で登場 北米市場専用の“2025年モデル”は全長4.5mのコンパクトSUV

2021年に登場した、北米のフォルクスワーゲンSUVラインナップの中ではもっともコンパクトなモデルが「タオス」です。そのタオスに2025年モデルが発表されました。どう変わったのでしょうか。

1.5リッターTSIは158馬力から174馬力に向上

 フォルクスワーゲン・オブ・アメリカ(米国VW)は2024年9月12日、北米市場にて新型「タオス(Taos)」2025年モデルを発表しました。

VW「タオス」2025年モデル

VW「タオス」2025年モデル

 タオスは全長175.8インチ(約4465mm)×全幅72.5インチ(約1841mm)×全高64.4インチ(約1635mm)、ホイールベース105.9インチ(約2690mm)というサイズのコンパクトSUVです。現行型は2021年4月に登場しています。

 米国VWのSUVラインナップでは、ミドルサイズSUV「ティグアン」の下に位置する、もっとも小さいモデルとなっています。2列シートで定員は5名です。

 今回、2025年モデルとなりエクステリアを改良。バンパーデザインやフロントグリルが新デザインとなり、さらにLEDプロジェクターヘッドライトが標準装備されています。また新デザインのホイールが組み合わされます。

 インテリアは8インチのフローティング・インフォテイメントディスプレイが全グレード標準装備となりました。また遮音処理により室内の騒音が低減されています。

 従来、最高出力158ps・最大トルク250Nmを発生するEA211型1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載していましたが、ピストンリングやインジェクター、ターボハウジングの改良、さらにインタークーラーの大型化などにより出力は174馬力に向上しています。

 また従来、トランスミッションは標準のFFモデルが8速AT、4WDの4モーションモデルは7速DSG(DCT)を組み合わせていましたが、4モーションも8速ATとなりました。

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 2025年モデルの新型タオスは、メキシコにあるVWプエブラ工場で生産され、2024年末までに北米にて発売される予定です。価格はまだ発表されていません。

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