全長4.1mのジープ“最小SUV”新型「アベンジャー」日本上陸 発売記念の限定車「ローンチエディション」も用意

ジープのコンパクトSUV新型「アベンジャー」が日本で発売されました。ジープブランド初の電気自動車(EV)はオフロードの走りにも注目です。

気になる価格は580万円から

 ステランティスジャパンは2024年9月26日、ジープブランド初の電気自動車「Jeep Avenger(ジープ・アベンジャー)」を発売しました。

日本で発売された新型ジープ「アベンジャー」。ジープブランド初の電気自動車だ

日本で発売された新型ジープ「アベンジャー」。ジープブランド初の電気自動車だ

 新型アベンジャーは、2022年発表の「ジープ・コマンダー」以来約2年ぶりとなる新型車です。

 2023年1月に欧州市場でデビューしたバッテリー式電気自動車(BEV)で、2022年10月のパリ国際モーターショーにおいて世界初公開されました。

 ボディサイズは全長4105mm×全幅1775mm×全高1595mm、ホイールベースは2560mmという大きさとなっています。ジープのコンパクトSUV「レネゲード」よりも約160mm小さく設計されているため、ジープのラインナップのなかでもっとも小さいボディが特徴となっています。

 荷室容量は通常時355リッターと、このクラスのSUVとしては大きめです。またリアバンパー下で足を動かすだけで開くハンズフリーパワーリフトゲートも搭載しています。

 搭載されるモーターは156馬力・270Nmを発生、前輪を駆動します。また搭載されるリチウムイオンバッテリーは54kWhで、WLTPモードで486kmの航続距離を誇ります。

 またジープの前輪駆動車としては初めて「セレクテレイン」と「ヒルディセントコントロール」を標準装備、オフロード性能を向上させているのも特徴です。

 セレクテレインシステムは「ノーマル」「エコ」「スポーツ」「スノー」「マッド」「サンド」の6つの走行モードから選択可能です。

 フロントの「7スロットグリル」はヘッドランプよりも前面に配置され、万が一の衝撃からヘッドランプを保護、さらにサイドの盛り上がったフェンダー部分は、力強い印象を与え、オンロードでもオフロードでも堂々とした存在感を示します。またリアには、ジェリー缶のデザインからインスパイアされた「X」のシグネチャー・ライトを装備しています。

 インテリアはDesign to function(機能性を考慮したデザイン)」を意識してデザインされ、多くの収納スペースを用意。10.25インチのオーディオナビゲーションシステムは、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応します。さらに「ジープ・モバイル・アプリ」を使用し、車の位置を特定、リモートでドアのロックやアンロック、バッテリー残量の確認などが可能となります。

 ボディカラーはジープ・ブランドとして新色の「サン」および人気の「グラナイト」、「ボルケーノ」、「スノー」の4色を用意します。

 また、新型モデルの発表を記念した限定車「ローンチエディション」を150台限定で発売。ローンチエディションはベースモデルにパワーサンルーフ、18インチアルミホイール、ブラックペイントルーフおよびイエローダッシュボードの特別装備4点に加えて、本物を忠実に再現した1/43サイズのダイキャスト、総額約33万円相当の装備を付けた限定モデルです。

 さらにアベンジャー成約者には全国の充電スポットで使える「Jeep Charging カード」を先着500名にプレゼント。カード発行料手数料に加え、普通・急速充電が使える月額会員料金および月180分相当の充電料金を6か月間無償で提供します。

 消費税込みの車両価格は以下のとおりです。

・ジープ アベンジャ:580万円
・ジープ アベンジャー ローンチエディション:595万円

 なお、新型アベンジャーの「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」(国からの補助金)は65万円、地方自治体からの補助金は東京都の場合40万円、最大で105万円となっています。

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