人気のミドルSUVポルシェ「マカン」が2代目に進化! 新型マカン“4グレード”が予約受注開始で 販売店に寄せられる反響とは

 ポルシェジャパンより新型EV「マカン」の予約受注が開始されました。フル電動モデルとなったマカンに対してユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。

フル電動SUV、マカンの予約受注開始

 2024年7月17日より、新型マカンの予約受注を開始しました。

 同年1月25日に発表されていた「マカン4」と「マカンターボ」に加えて「マカン」、「マカン4S」の4グレードが販売されています。

 フル電動SUVとなり、ラインナップが拡大された新型マカンに対して、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

ポルシェ新型「マカン」。ベースグレードのみ後輪駆動となる

ポルシェ新型「マカン」。ベースグレードのみ後輪駆動となる

 初代マカンは2014年から販売されたコンパクトSUVで、小型でありながら高性能である点をユーザーから高く評価されてきました。

 そして2代目となる今回のマカンのボディサイズは、全長4784mm×全幅1938mm×全高1622mとなっています。初代マカンと比べるとサイズはあまり変わっていません。

 ポルシェの特徴とも言えるフラットラインは、フラットなデザインのリアウィンドウと一体化されています。またフレームレスドアとの組み合わせにより、スタイリッシュでスポーティなデザインを実現しています。

 新型マカンではパフォーマンス思考でありながら、高い実用性と高品質な装備、広々した車内空間を確保しています。

 実際にモデルや装備に応じて、運転手と助手席は従来より28mm、後部座席は15mm低くなり足元のスペースが増加しています。

 新型マカンのラゲッジスペースは、リアシート後ろに最大540リッター。さらにボンネットの下にも「フランク」と呼ばれる84リッターのセカンドラゲッジコンパートメントがあり、初代マカンと比べると25%程ラゲッジスペースが拡張されています。

 そしてリアシートの背もたれを完全に倒すことで、リアラゲッジコンパートメントは最大1348リッターまで拡大。

 そしてインテリアは、ポルシェらしい内装となっています。

 コックピットの幅は、一体化したブラックパネルによって強調。センターコンソールのせり上がるデザインは車高が低くパフォーマンス重視という印象を高めます。

 同時に、大きなウィンドウを採用することで車内空間に明るさと開放感を与えます。

 また、グレードは「マカン」、「マカン4」、「マカン4S」、「マカンターボ」の4グレード用意されています。

 ベースグレードのマカンは、唯一2WDのグレードとして、マカン4の後車軸モーターのみにより駆動し、それに伴い軽量化が図られています。

 最大563Nmのトルクで、停止状態から5.7秒で時速100kmへと加速し、最高速度は220km/hを実現。航続距離は全グレードの中で最も長い641kmを誇ります。

 マカン4は全輪駆動で、最大トルクは650Nmで最高速度はマカンと同じ220km/h、航続距離はマカンから少し数値を落とし613kmとなっています。

 一方で加速性能はマカンより優れており、停止状態から時速100kmまで約5.1秒での到達を実現。

 マカンターボは最も走行性能に優れたモデルであり、マカン4の2倍近い1130Nmものトルクを誇り、0−100km/h加速は3.3秒、そして最高速度は260km/hです。

 もっともパフォーマンスが高いマカンターボですが、航続距離は同モデルのグレードの中で唯一600kmを下回る591kmです。

 そしてマカン4Sはマカン4とマカンターボの間の性能を持つグレードとして設定されており、トルクは最大820Nmで最高速度は240km/h、0‐100km/h加速は約4.1秒で加速します。

新型マカンに対する販売店への反響とは

 バッテリーとしてアンダーボディに搭載された総容量100kWhのリチウムからエネルギーを取り出し、そのうちの95%をアクティブに使用できます。

ポルシェ新型「マカンターボ」と「マカン4」

ポルシェ新型「マカンターボ」と「マカン4」

 HVバッテリーは、ポルシェが新型マカンで初めて、800Vアーキテクチャーを備えた新開発の「プレミアムプラットフォームエレクトリック」を中心のコンポーネントを採用。

 DC充電出力は最大270kWで、このバッテリーは適切な急速充電ステーションでは21分いないに10%から80%まで充電できます。

 400Vの充電ステーションでは、バッテリーないの高電圧スイッチにより、800Vのバッテリーを定格電圧400Vの2つのバッテリーを効率的に分割したパンク充電が可能。

 これにより、HVブースターを追加することなく特に効率的な最大135kWの充電が可能となります。また、家庭用充電器では最大11kWのAC充電が可能です。

 一方、走行中でも電気モーターを介して、最大240k Wのエネルギーを回生。

 インテグレーテッドパワーボックスも軽量化と省スペース化を実現し、新型マカンの効率化に貢献しています。

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 フル電動SUVとして新たに生まれ変わったマカンに対して販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。

 首都圏のポルシェ販売店担当者は次のように語ります。

「他のポルシェ車に比べて極端に多いわけではないですが、お問い合わせは何件もいただいております。

 新型マカンに対して『ラゲッジの容量が拡張されたのは嬉しい』や『うちの小さい駐車場でもちゃんと止められる』という反響をいただいております。

 さらに、「EVでも加速性や速度が出るのがすごい」という声もいただいており、小柄なEVでありながら、走行性能も高いという点も評価されていると思います。

 また、こちらではベーシックなマカングレードから自分なりのオプションを付けていくお客様と、マカンターボをベースに高級感を重視したグレードを求めるお客様が多いです」
 
 また、関西圏のポルシェ販売店担当者は以下のように語ります。

「こちらではまだ多くのお問い合わせをいただいております。

 特にマカンとマカン4が人気で、取り分け多くお問い合わせをいただいております。

 この2グレードをご予約されたお客様からは『マカンターボとかはオーバースペックかな』、『日常使いするって考えるとマカンやマカン4が値段や航続距離がちょうどいい』というご感想をいただきました。

 新型マカンの納期についてですが、早いものでは年明け、遅ければ2025年4月以降になる恐れもあります」

※ ※ ※

 ガソリン車から一転してフル電動SUVへと生まれ変わった新型マカンですが、予約開始から1か月経った現在でも多くの問い合わせがあるようです。

 消費税込みの車両価格はマカンが998万円、マカン4が1045万円、マカン4Sが1196万円、そしてマカンターボが1525万円となっています。

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