宝塚歌劇、週10→9回などで利益半減 阪急阪神HDは過去最高益

宙組の公演初日を迎え、掲示されたポスターを撮影する人たち=2024年6月20日午前11時48分、兵庫県宝塚市、林敏行撮影

 阪急阪神ホールディングスが10月31日発表した2024年4~9月決算は、売上高が前年同期比10.1%増の5346億円、純利益は同13.4%増の508億円となり、4~9月期としては、19年以来5年ぶりに過去最高を更新した。

 その中で、宝塚歌劇団が大半を占める「ステージ事業」は、売上高、営業利益ともに減益となった。宙組(そらぐみ)の劇団員が昨年9月に死亡したことを受け、劇団運営を見直し、公演回数が減ったことなどが響いた。

 ステージ事業の売上高は同11億円減の166億円、営業利益は同21億円減の20億円だった。

 大塚順一執行役員によると、24年1月から歌劇団の生徒の体力を考え、公演を週10回から9回に減らしたため、公演回数は前年同期に比べ77回減ったという。

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