オリエンタルランド過去最高の売上高 新エリア開業で 9月中間決算
東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドは30日、2024年9月中間決算を発表した。6月に東京ディズニーシーの新エリアを開業した効果で客単価が上がり、売上高は前年同期比4.5%増の2972億円と過去最高だった。だが必要な人手が増え、賃上げの影響もあって人件費などがかさみ、営業利益は18.0%減の631億円、純利益は16.5%減の455億円となった。
TDRの入園者数は2.4%(31万人)減の1220万人で、コロナ禍の反動で急増した前年同期の勢いが落ちたことに加え、猛暑などが影響したとみられる。一方、来場者1人あたりの売上高は4.4%(737円)増の1万7303円。新エリア「ファンタジースプリングス」の開業により、別料金でアトラクションにスムーズに乗れるサービス「ディズニー・プレミアアクセス」や、ホテルの宿泊と組み合わせたチケットなどの販売が増えた。ホテル事業の売上高は17.4%増の502億円で過去最高だった。(新田哲史)
10/30 18:33
朝日新聞社