スズキ、2024年内「新型車」導入か!? 軽商用モデル計画も進行中!「過去最高」売上高と営業利益更新!

スズキは「2024年3月期連結決算」を2024年5月13日に発表しました。

売上5.3兆で「過去最高」更新!

 2024年5月13日にスズキは「2024年3月期連結決算」を発表しました。

「2024年3月期決算」に登壇した鈴木俊宏社長

「2024年3月期決算」に登壇した鈴木俊宏社長

 スズキの2024年3月期連結決算は、2023年4月から2024年3月まで1年間のものです。

 売上高は5兆3743億円(前年同期比15.8%増)、営業利益は4656億円(前年同期比32.8%増)となり、売上高、営業利益ともに過去最高を記録しました。
 
 内訳として四輪事業の売上高は4兆8838億円(前年同期比17%増)、営業利益は3982億円(前年同期比43%増)、二輪事業の売上高は3669億円(前年同期比10%増)、営業利益は390億円(前年同期比33%増)となっています。
 
 販売台数について四輪事業では316万8千台(前年同期比5.6%増)、二輪事業では191万2千台(前年同期比2.4%増)と前年度と比べ共に増加。

 四輪事業では、スズキのグローバル市場で最大となるインド市場では179万4千台(前年同期比9,0.%増)となり、特にガソリン車と比較して二酸化炭素排出量が少ないCNG車(天然ガス車)が伸長しており、前年比で47%増加したとのことです。

 また日本市場では2023年11月に新型「スペーシア」、12月に新型「スイフト」の販売を開始。

 両モデルともに特に上級グレードの販売が好調で、利益率が向上したことも増益の要因だと述べています。

 一方、二輪事業では販売台数において、各国の市場で減速がみられましたが、その中でインドでは89万1千台(前年同期比20.4%増)、欧州では3万9千台(前年同期比27.4%増)と販売が拡大したことにより、全体では前年を上回る結果となりました。

 25年3月期見通し売上高は5兆6000億円(前年同期比4.2%増)、営業利益は4700億円(前年同期比1%増)と、売上高、営業利益ともにプラスとなる見通しとなっています。

 販売台数について四輪事業では325万4千台(前年同期比2.7%増)、二輪事業では189万2千台(前年同期比1.1%減)と前年度と四輪事業はプラス、二輪事業はマイナスの見込みとのことです。

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 今後、スズキの取り組みとしては、BEV(バッテリーEV:電気自動車)についての詳細は言及を控えたものの、2024年内の導入に向けて開発を進めているといいます。

 また軽自動車商用EVについても各メーカーと話し合いの中で現時点では模索中だと言います。

 なおBEVの動向について、スズキの代表取締役社長である鈴木俊宏氏は「BEVはまだ普及期に入っておらず、生活インフラに不安が残る段階で、小型BEVを販売しても受け入れられないでしょう。小さい車としてどういうものが受け入れられるかを考えながら、BEV導入のタイミングを検討していきたい」と述べていました。

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