「出口渋滞エグすぎ」関越道IC渋滞の“元凶”交差点が改良工事中 「抜本対策」に向けて車線切り替えへ

関越道の渋川伊香保ICでは出口渋滞が度々発生していますが、この「詰まる原因」を作っている交差点の改良工事が進んでいます。

交差点を立体化

 群馬県西部の新たな東西軸となる「上信道」の建設が進んでいます。2024年10月16日には、渋滞に悩む上信道の起点で、工事に伴い車線が切り替わります。

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渋滞する渋川伊香保IC(乗りものニュース編集部撮影)。

 上信道は、関越道の渋川伊香保ICとJR吾妻線沿いの八ッ場(やんば)ダム方面を結ぶ地域高規格道路です。2025年度にその未開通区間の一つ「渋川西バイパス」(新設部1.9km)ができれば、ついに関越道との直結を果たし、利便性が大きく向上します。

 この関越直結に向けて工事が進んでいるのが、渋川伊香保ICの隣に位置する国道17号の中村交差点です。

 中村交差点は現在、関越道から下りてきて渋川市街や伊香保・榛名山・四万・草津方面へ向かうクルマを、いわばせき止める位置にあります。そのため週末を中心に渋滞が発生しており、車列は中村交差点から渋川伊香保ICを経由して関越道の本線まで延びることも。

 SNSでは「渋川伊香保の出口渋滞がエグすぎ」「草津温泉伊香保温泉に行く予定の方 渋川伊香保ICで降りないほうがいいですよ めちゃめちゃ渋滞します」といった投稿も多く見られます。国土交通省によると、シルバーウイークなどには関越道本線まで約3.7kmにわたって渋滞が発生しているといいます。

 そこで、2022年度から中村交差点を立体化する工事が進められています。交差点を通過する4車線の立体部と、側道4車線で8車線化される見込みです。

 10月16日には、この立体化工事に伴い、国道17号の車線が切り換わります。立体部のスペースを確保するため、上下線とも外側に移るイメージです。切り替えは夜の22時頃を予定しています。

 中村交差点の立体化工事は今後も続き、完成は渋川西バイパスの全線開通(2025年度予定)より1年遅い、2026年度になる見込みです。

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