ついに本格化「名鉄の高架化&終点ターミナル再開発」 県都の市内が激変!? 駅の“廃止と統合”も

廃駅がでる?

名鉄本線の終端部が高架化へ

 名鉄本線の終点、名鉄岐阜駅に隣接する岐阜バスターミナルが2024年9月をもって廃止されます。隣接の商業施設、岐阜イクトのテナントも順次閉店し、2025年春頃には解体へ。名鉄本線の岐阜市内高架化に伴う名鉄岐阜駅周辺の再開発が本格化しそうです。

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名鉄岐阜行きの電車(画像:PIXTA)。

 2022年度に始まった名鉄本線の高架化は、岐南-名鉄岐阜間の2.8kmで実施されます。対象区間はほぼ岐阜市内の全域です。

 途中の茶所駅、加納駅は廃止され、加納駅近くの本線がカーブする場所に高架の仮称「統合駅」が新設されます。なお、茶所検車区は地上のままで、地上と高架の本線をつなぐ入出区線が新設されます。

 新設の高架区間はJR線交差部の南側までで、そこから名鉄岐阜駅までは既存の築堤に取り付きます。名鉄岐阜駅は各務原線も含めて地上のままですが、駅周辺の再開発が検討されています。その第I期区域となるのが、岐阜バスターミナルやイクトのある「神田町街区」です。

 統合駅付近でも、密集した市街地を改良すべく土地区画整理事業が展開され、駅前広場も設けられます。

 これにより、開かずの踏切やボトルネックになっている4か所を含む13の踏切が除去されるほか、本線の2か所のカーブも緩和され、騒音や振動の改善につながるとされています。

 高架化の事業期間は2036年度までの予定。統合駅の土地区画整理事業は2038年度まで続く見込みです。

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