「外環‐空港直結」の北千葉道路“拡幅”推進! 着々と進む成田側の整備 用地取得は完了
北千葉道路の4車線化事業が進行中です。
成田市内5.6kmを4車線化
北千葉道路の4車線化が、引き続き進められることになりました。
北千葉道路は、千葉県の市川市から成田市までを東西につなぐ延長約43kmの国道464号バイパスです。完成すれば、外環道と成田空港を結ぶ最短ルートを形成します。
現在は途中の鎌ケ谷市から成田市押畑までの約30kmは開通済みで、さらにその先の成田空港付近(成田市大山)までの3.7kmは建設が進められています。
すでに開通している千葉ニュータウンの区間は北総鉄道と一体的に整備されており、一部の区間では一般道ながら制限速度が70km/hに設定されています。
2024年8月、国土交通省が成田市内の区間について、事業再評価を行いました。対象となったのは、成田市の北須賀から押畑までの5.6kmです。
この区間は線路の北側に沿って暫定2車線で開通しており、現在は4車線化事業が進んでいます。線路を挟んで南側に2車線分を新たに設ける区間と、線路の北側に2車線分を増やす区間があります。
2024年3月末時点でこの事業の用地取得率は100%となっており、現在は、分断される既存道路の代わりとなる機能補償道路などの整備が進められています。
今回の事業再評価では費用便益比が1.4と算出され、事業継続で了承されました。北千葉道路の事業は、道路網や空港アクセス、防災機能の強化などが期待され、必要性・重要性が高いとされています。
なお、今回対象区間は国交省の事業ですが、これを挟んだ西側の印西市若萩~成田市北須賀間4.2kmの4車線化と、東側の成田市押畑~成田市大山(終点)間3.7kmの新規整備は千葉県が進めています。
08/20 08:12
乗りものニュース