もはや“自国の空も危険”か?「ロシア戦闘爆撃機」クルスク上空でウクライナが撃墜

ロシア西部の制空権を巡る戦いが激しさを増しています。

超音速対艦ミサイル6発搭載可能な戦闘機

 ウクライナ国防省は2024年8月14日、ロシア西部のクルスク州で、同軍のSu-34を撃墜したと発表しました。

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ロシアによるウクライナ侵攻が始まった当初の2022年3月5日、ウクライナ領内で撃墜されたロシア空軍のSu-34戦闘爆撃機(画像:ウクライナ国家非常事態庁)。

 Su-34は旧ソ連(現ロシア)が開発した戦闘爆撃機で、Su-27戦闘機を2人乗りの並列複座へと改装しているのが特徴です。これに伴い機首のレドーム(レーダードーム)が扁平形状に改められているほか、コックピット直後の左右に小さなカナード翼を取り付けています。
 
 主翼にはミサイルや爆弾を吊り下げるハードポイントが12か所もあり、多用な誘導兵器を運用することが可能。なお、Kh-31超音速空対艦/対レーダーミサイルであれば、最大6発を携行できます。
 
 2024年現在、ロシア軍でしか運用されていませんが、前述したような高い対地攻撃能力からウクライナ戦争の開始当初より積極的に投入されており、欧米メディアが報じたところによると、これまでに約40機が撃墜されています。
 
 ただ、今回の撃墜はロシア領内のクルスク州で起きており、詳細は不明ながら、ひょっとするとロシアに攻め入ったウクライナ軍が撃墜した可能性もあります。

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