ロシア軍にとって“墜とされたくない?” 貴重とされる虎の子機 ウクライナ軍が撃墜

アメリカの無人偵察機みたいなの?

2020年から運用を開始した新しい機体

 ウクライナ参謀本部は2024年9月1日、ロシア軍が運用する大型無人偵察攻撃機「オリオン」を撃墜したと発表しました。

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ロシア軍が運用する無人偵察機「オリオン」(画像:ウクライナ参謀本部)。

 公式テレグラムに投稿された内容によると、8月31日午前11時頃、ロシア・クルスク州方面を飛行していた同機を撃墜したとのことです。

「オリオン」はロシア軍が2020年に運用を開始した新しい大型の無人機です。アメリカ軍が運用しているMQ-9「リーパー」に相当する長距離の偵察や、空対地ミサイルでの地上攻撃も対応します。

 今回同機をどう撃墜したかについては、参謀本部から明かされていません。

 同機については、ウクライナ国防省が2022年4月に撃墜した機体の残骸を調べています。この時、ロシアに経済制裁を科しているいわゆる西側陣営の部品が同機に使われていました。このことからロシアは、信頼できる最新部品の不足と見通しの甘さから、同機の大量生産が難しい状態であると指摘されており、ロシアにとって貴重な機体である可能性も高いです。

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