河野太郎氏、総裁選敗北に「私の力不足」 派閥所属したままの出馬は「問題と思わない」

27日に投開票された自民党総裁選で8位に終わった河野太郎デジタル担当相は開票終了後、東京・永田町の党本部で記者団の取材に応じ、「私の力不足でした」と敗戦の弁を述べた。「石破茂新総裁のもと、自民党のみんなでしっかり団結して、日本を前に進めるために頑張っていきたい」とも語った。

3回目の挑戦となった今回は、所属する麻生派(志公会、54人)に支えられて挑んだ。だが、派閥所属議員の支持は他陣営に分散。選挙戦ではデジタルセーフティーネットの整備や一国平和主義からの脱却などと訴えたが、支持も広がりを欠き、議員票22票、党員票8票の30票で8位に沈んだ。

河野氏は敗戦の理由について「終わったばかりなので分析も何も(できていない)」と述べるにとどめた。また、選挙戦では派閥に所属したまま選挙戦に臨んだことについて、一部で批判が出ていたことについては「派閥が問題だとは思っていない」と重ねて語った。


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