「派閥が問題とは思わない」8位に沈んだ河野太郎氏 敗因は派閥との指摘にさばさば反論

27日に投開票された自民党総裁選で8位に終わった河野太郎デジタル担当相(61)は開票後、記者団の取材に応じ、「私の力不足でした」とさばさばした表情で語った。「石破茂新総裁のもと、自民党のみんなでしっかり団結して、日本を前に進めるために頑張っていきたい」とも述べた。

3回目の挑戦となった今回は、所属する麻生派(志公会)に支えられて挑んだ。しかし、同派の議員の支持は他陣営にも分散した。選挙戦ではデジタルセーフティーネットの整備や一国平和主義からの脱却などと訴えたが、議員票も党員票も9候補中、下から2番目と広がりを欠いた。

河野氏は敗因について「終わったばかりなので分析も何も‥」と述べるにとどめた。また、派閥に所属したまま選挙戦に臨んだことに批判もあったことに関しては「派閥が問題だとは思っていない」と重ねて語った。(大島悠亮)

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