自民総裁選候補の林芳正氏「政治責任とってでも邦人を保護」台湾有事に見解

自民党総裁選に立候補した林芳正官房長官(63)が18日までに産経新聞などのインタビューに応じ、台湾有事での邦人保護のあり方について「何らかの政治責任をとってでも日本人を救わなければならない」と述べた。林氏は15日のフジテレビ番組で「法律を超えても(邦人保護を)やる。その後に責任をとって(首相を)辞任する」との考えを示していた。

林氏は「当然、そうならないようにするのが外交の力だ。(外相として)2年間外交に携わってきた経験をフルに生かし、国のために役立てたい」と語った。日中関係については「主張すべきは主張し、パンデミック(世界的大流行)などのグローバルな課題には協力する、建設的で安定的な関係にしなければならない」と強調した。

総裁選では当初、知名度不足が指摘されたが、「街中を歩くときに声をかけてもらうようになった。名前が少しずつ浸透している」と自信をにじませた。総裁選では40代の候補者も立候補しているが、「『若いもんには負けんぞ』というくらい年をとっている自覚はない。いろんな意見を聞きながら、日々勉強して討論をしている」と語った。

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