公明・山口那津男代表、講演で退任の意向にじませる「大きな流れは世代交代」

公明党の山口那津男代表(72)は6日、東京都内で講演し、自身の進退に関し、今月の任期満了をもって代表を退く考えを強くにじませた。「(政界の)大きな流れは、政界全体をリフレッシュしていく、世代交代を図っていくこと。国政選挙で党首討論をやると、私が最年長だ」と述べた。山口氏が代表を退く場合、後任には石井啓一幹事長(66)が有力視されている。

山口氏は講演で「私自身の言葉で、判断を示したい」とも語り、10日に行う記者会見で、自身の進退について正式に表明する意向を明らかにした。

代表選は、今月18日に告示される。結党以来、複数の候補者が立候補したことはなく、18日に事実上、新代表が決定。28日の党大会で承認されることになる。

山口氏は、自公が野党に転落した平成21年の衆院選で当時の太田昭宏代表が落選し、辞任したことを受けて同年9月に代表に就いた。現在8期目で、10年に公明党が再結成されて以降、最長の在職期間を更新した。

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