“頂き女子りりちゃん”のマニュアル買った大学生の女「魔法ではなく、公認会計士や弁護士になって正しいやり方で女の子たちを救いたい」検察は懲役4年6か月求刑

「頂き女子りりちゃん」のマニュアルを使い、男性2人から現金1000万円以上をだまし取った罪に問われている大学生の女の裁判で、検察側は女に懲役4年6か月を求刑しました。

「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告

起訴状などによりますと、名古屋市中区の大学生・家田美空(いえだ・みく)被告21歳はことし3月から5月にかけ、「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣(わたなべ・まい)被告らが作ったマニュアルをもとに、マッチングアプリで知り合った男性2人から現金合わせて1065万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。

家田美空被告

家田美空被告

これまでの裁判で家田被告は起訴内容を認め、「これが犯罪だと思わなかった」などと話していました。

29日、名古屋地裁で開かれた裁判で、検察側は「人の気持ちにつけ込む卑劣な犯罪」として懲役4年6か月を求刑しました。

CBC

一方、弁護側は「生活費と学費を稼ぐために始めたこと。被害者と示談が成立し、被害金も弁済して慰謝料も支払った」として執行猶予付きの判決を求めました。

家田美空被告

家田美空被告

裁判官から「最後に述べたいことはありますか?」と聞かれた家田被告は「今回、私のようにりりちゃんに救われた女の子たちから、りりちゃんを奪ってしまった。公認会計士や弁護士になり、りりちゃんの子どもだましの魔法ではなく、正しいやり方で女の子たちを救いたい」と話しました。

判決は12月15日に言い渡される予定です。

「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告

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