河村勇輝、日本人4人目のNBAデビューはお預け 出場機会無くベンチから見守る チームは2点差で勝利

■NBA グリズリーズージャズ(日本時間24日、アメリカ・ユタ州)

バスケットボール世界最高峰のNBA・メンフィス・グリズリーズと“ツーウェー契約”を結んだ河村勇輝(23)は、開幕戦でベンチ入りを果たしたが、日本人4人目となるNBAデビューはならなかった。

試合は河村の所属するグリズリーズが前半、サンティ・アルダマ(23)の15得点などで61-50と11点リードして折り返した。しかし後半、第3Qで2点差に詰め寄られるなど接戦に。河村の出場機会は巡って来なかったが、アルダマがアリウープを決めた際には立ち上がり、両手をあげ喜んだ。グリズリーズは第4Qで同点とされ、さらに逆転を許したが126ー124でなんとか開幕戦を勝利で飾った。

試合前の取材で「ベンチに入るだけではなくてしっかりとコートに出られるかって、試合に出るか出ないか、わからないですけど、出たときには最大限、チームの勝利に貢献できるようなプレーを一つでも多くできるように、できればいいな」と話していた。

7月にエグジット10契約を締結し、20日に下部組織のGリーグを一定期間行き来することが出来るツーウェー契約を結んだ河村。プレシーズンマッチでは5試合75分17得点21アシストをマークし、ポイントガードとして存在感を見せた。初のBリーグ出身選手で身長173cmの河村が世界を驚愕させた。

また全30チームの開幕ロースターで唯一の身長170cm台。どのチームにも170cmの選手はおらず、180cmの選手がいないチームもある。

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