「この世界は結果が全て」 菅沼菜々が失意の1年を終えSNSにつづった胸の内 「こんなにどん底を味わうと思っていなかった」

プロゴルファーの菅沼菜々(すがぬま・なな)が自身のインスタグラムを更新。今シーズンの戦いを振り返りました。

「今は何も考えたくないというのが本心です」

◆国内女子プロゴルフ

QTファイナルステージ 11月26~29日 葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(静岡県) 6454ヤード・パー72

 女子プロゴルファーの菅沼菜々が自身のインスタグラムを更新。1年の戦いを終えた現在の心境を明かしました。

菅沼菜々の来季は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場となる見込み(写真は「伊藤園レディス」) 撮影:大澤進二

菅沼菜々の来季は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場となる見込み(写真は「伊藤園レディス」) 撮影:大澤進二

 11月29日に最終ラウンドが行われた来季の国内女子ツアー出場権をかけたQTファイナルステージ。

 今季は出場した29試合中16度の予選落ちを喫し、メルセデス・ランキングも79位と低迷してシード権を喪失。最後の望みをかけて戦ったQTファイナルも苦しい4日間となり、通算21オーバーの102位と、来季前半戦のフル参戦は厳しい結果に終わりました。

 試合後の投稿で菅沼は「今シーズン、終了です。たくさんの応援を、本当にありがとうございました」とコメント。

 続けて「私自身、初優勝した次の年 オフもたくさん頑張って、自分の中でこれ以上ないほど頑張りました」と期待を胸にシーズン開幕を迎えたものの、「結果に結びつくことはなくシード権も獲得できずQTでも102位」「正直こんなにどん底を味わうと思っていなかったですし今は何も考えたくないというのが本心です」とつづり、悔しさをにじませた苦しい胸の内を明かしています。

 さらに「どんなに頑張ったとしても、この世界は結果が全てです」「何を言ってももう終わってしまったことは変えられない」と記した一方で、「次を見据えて、自分と、ゴルフのことを嫌いにならないように前向いて頑張っていきたいと思います」「明けない夜はないという言葉を信じて」と心情を吐露。

 また、「いい時も悪い時も応援してくださるスポンサーのみなさま 本当にありがとうございます」とつづり、最後に「どんな時も応援してくださった、ファンの皆さん、本当に大好きです」「私を応援しててよかったって思って貰えるような選手になります」「2024年、応援ありがとうございました」と改めて感謝を伝えて投稿を締めくくりました。

 苦しい1年を過ごした菅沼の“正直な思い”が明かされたこの投稿には、竹田麗央、櫻井心那、蛭田みな美らツアーを共に戦う仲間たちに加え、ファンから1万件を超える「いいね!」が寄せられています。

菅沼 菜々(すがぬま・なな)

2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、メルセデス・ランキング8位と躍進。23年「NEC軽井沢72ゴルフ」では、神谷そらとのプレーオフを制して悲願の初優勝を挙げる。あいおいニッセイ同和損保所属。

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