“QT147位”の政田夢乃が最終日最終組から逆転シード入りなるか… 山下美夢有、鈴木愛と同組に
大会3日目を終えた国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」。ルーキーの政田夢乃(まさだ・ゆめの)が、通算15アンダーの2位タイで最終日へ。大逆転でのシード入りも見えてきた。
“女王”経験者との最終組に「緊張しそう」
◆国内女子プロゴルフ
大王製紙エリエールレディス 11月14~17日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6575ヤード・パー71
今季はQT147位からシーズンが開幕したルーキー・政田夢乃のシード獲得が現実味を帯びてきた。
大会初日「65」、2日目「68」で予選を通過。3日目も6バーディー、ノーボギーの「65」で回り、通算15アンダーの2位タイで最終日を迎える。
「今日(3日目)はものすごくドライバーが曲がって、バンカーやラフに入って、セカンドショットが難しいところに行ってしまい、バーディーチャンスにつけられなかった。それでもアプローチとパターでカバーすることができました」
9番パー5は4メートル、10番パー4は7メートルを沈めて連続バーディー。16番パー3は5メートル、17番パー5は2メートルのバーディーパットを決めた。ショットの乱れをなんとかパターでカバーした。
今季はレギュラーツアーの出場資格を持たない中、推薦出場から着実に予選を通過し、上位争いも経験するなどしてリランキングを突破。同ツアーは今大会で20試合目となるが、シード獲得のチャンスが巡ってきた。
政田は現在メルセデス・ランキング61位。シード獲得の同50位以内に入るには、最低でも最終日を単独5位、もしくはそれ以上の順位でフィニッシュしなければならない。
初の最終日最終組は、2位に4打差をつけて単独首位の山下美夢有、15アンダーで並ぶ鈴木愛との“女王”経験者と回る。
「2人とは回ったことがないので余計に緊張しそう。ドライバーを修正して、セカンドショットはピンにはついているので、いけるんじゃないかなと思っています」
プロ1年目・政田の真価が問われる1日に注目したい。
政田 夢乃(まさだ・ゆめの)
2000年生まれ、北海道出身。同学年に古江彩佳や吉田優利らがいる中、ジュニア時代は「全国中学校ゴルフ選手権」「全国高校ゴルフ選手権」で優勝するなど活躍。高校卒業後はプロを目指す若手女子選手が出場するネクストヒロインゴルフツアーに出場し、23年は4勝を挙げて年間女王を獲得した。5回目の挑戦となった同年のプロテストに合格し、今季はルーキーとしてツアーに参戦。レギュラーツアーの初戦となった「リゾートトラストレディス」では8位タイ、「NEC軽井沢72ゴルフ」では2位タイという成績を残している。なないろ生命所属。
11/17 07:10
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