タイトリスト「GT2」が2カ月連続トップ! 「ゼクシオ」は9カ月ぶりのトップ3復活 2024年10月売れ筋ドライバーベスト5
今、巷ではどんなクラブが売れているのか、なぜ売れているのか? そんなゴルフ界のトレンドを探るべく、有賀園ゴルフで、売れ筋商品のランキング調査。アイテム別に毎週、レポートをお届けします! 今週は2024年10月のドライバーランキングです。
有賀園ゴルフで2024年10月に売れたドライバーベスト5
今、売れているドライバーはどのモデルなのか徹底調査。ランキングは有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。最新のギアトレンドが一目で分かります。
第1位 タイトリスト GT2 ドライバー(アクシネットジャパン)
独自の新素材ポリマーの採用で、最適な重心位置と心地よい打球音と打感をかなえたシリーズ。GT2 は、フェース全体でスピードと許容性を発揮できるよう高い慣性モーメントを実現します。アドレス時のクラシックなタイトリスト ドライバーの外観はそのままに、最先端の技術を融合させ、スコアアップをかなえるやさしさも搭載しています。2024年8月23日発売。メーカー希望小売価格:10万7800円(税込み)
豊富な純正シャフトのラインアップで満足度が高い
他社の秋の新製品がラインアップされてきていますが、首位の座は揺らぎませんでした。
飛距離とやさしさを実現していて、「飛ぶ」という従来のタイトリストユーザーからは聞かれなかったワードが、このクラブの人気を象徴しているように思います。
また、アスリートニーズに応えた純正シャフトのラインアップが、人気を牽引しているようにも感じます。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)
第2位 G430 MAX 10Kドライバー(ピンゴルフジャパン)
8層のカーボンをクラウン部分に採用したカーボンフライラップ・テクノロジーの採用と極薄フェースで軽量化。余剰重量を最適配分したミスに強い低重心設計に加え、ヘッド後方には固定式高比重ウエートを搭載し、深重心化も実現しています。慣性モーメント上下左右1万(10K)超えをかなえ、ミスを恐れず振っていけて理想の高さでブレずに狙えます。長さ:45.75インチ。2024年2月8日発売。メーカー希望小売価格:10万4500円(税込み)
他社の高MOIモデルと打ち比べても好結果が出る
上下左右の慣性モーメントが「10K超え」という代表的なモデルです。
秋発売の他社の新製品も10K超えをうたったモデルがラインアップされているのですが、それらを打ちに来たお客様が比較して、結果がよかった「G430 MAX 10K」を選ぶケースも多く見られました。
発売から時間が経っていても高い性能をお客様が体感して、購入に結びついているのだと思います。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)
第3位 ゼクシオ13ドライバー(ダンロップ)
フェースの外周部の剛性をトゥからヒールにかけて最適化した「BiFLEX FACE」を採用。外周部がエネルギーを受け止め、たわみを増幅して初速アップを実現させています。また、2段式に進化したクラウンの突起部New「ActivWing」が、さらに空力性能を向上させ、ダウンスイングでのヘッド挙動を安定させて、前作よりも飛距離アップをかなえています。2023年12月9日発売。メーカー希望小売価格:9万2400円(税込み)
発売から時間が経っていても支持されるゼクシオのブランド力
以前ゴルフしていたけど、1度離れてしまったような方が「ゼクシオはみんながいいっていっているけど、実際どうなの?」と来店されたり、「昔、ゼクシオ使っていたんだけど、今のモデルもやっぱりいいよね」と試打しに来る方が目立ちます。
打球音もいいし、オーソドックスで完成度の高いクラブとして人気が続いている印象が強いですね。(有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店・高鹿佑基店長)
第4位 MAXIMA III TYPE-Dドライバー(リョーマゴルフ)
5年ぶりのニューモデル。多くのゴルファーが飛距離性能を立証した「DSIテクノロジー」の集大成となる革新的な数々の新メカニズムを搭載。さらなる高初速&ロースピン化でビッグキャリーの「棒ダマ」をかなえます。球速を維持したボールは、緩やかなランディングをかなえ、他にはない大きなランを生みだし、最大飛距離へと導きます。2024年9月20日発売。メーカー希望小売価格:10万4500円(税込み)~
第5位 タイトリスト GT3 ドライバー(アクシネットジャパン)
独自の新素材ポリマーで構成されたシームレス サーモフォーム クラウン搭載で、各モデルの最適な場所に重量を配置し、スピードと安定性の両方を進化させました。さらに、プレーヤーが好む打感と打音もかなえています。GT3はスピードとコントロールを精密に調整することで飛距離を最大化し、弾道を最適化するように設計されています。2024年8月23日発売。メーカー希望小売価格:10万7800円(税込み)
「最近はインバウンドの買い物客が目立つようになってきた」(高鹿店長)
「GT2」は相変わらずの人気です。タイトリストというブランドイメージのカッコよさに、やさしさや飛びの要素が加わり、多くのお客様から支持されている印象です。人気はしばらく続くと思います。
最近、インバウンドいわゆる外国人のお客様が目立つようになってきました。新宿の百貨店内という場所柄もあって、以前からお買い物に来られる方はそれなりにいらっしゃったのですが、ここ最近は購買意欲を持って来店される方が増えました。
そういったお客様は、セットでクラブを購入されて、そのまま日本のゴルフ場でプレーされる方が多いですね。人気が高いのは富士山が見えるゴルフ場。購入したクラブでそういったコースでプレーすると話す方が目立ちます。
人気が高いのは、ラグジュアリーブランドの代表である「マジェスティゴルフ」や「ゼクシオ」など、日本ブランドのクラブを求めて来られる方が多いです。
自身の国でもそういったクラブは販売されているそうですが、ニセモノを売りつけられるのではないかという不安感もあり、信用できないという声をあげる方が多く、日本のきちんとしたお店で買いたいというニーズが高いようです。
また、過去に買い物された方の紹介で来店される方も多いのですが、シンガポールからのお客様で、過去に「ピン」のクラブを購入された方のご紹介の方はみなさん「ピン」のクラブを、中国系のお客様で「マジェスティゴルフ」のクラブを買われた方の紹介でいらした方は「マジェスティゴルフ」を、韓国からのお客様で「ゼクシオ」を使っている方のご紹介だと「ゼクシオ」を購入されます。
他のクラブには興味を示さない点が面白いと思うのですが、知人の情報をすごく信用していて、その人がすでに使っていて勧めてくれるモデルを購入する傾向があります。
インバウンドのお客様にとっては、値段よりも信頼性、安心感といった要素が購入の決め手になっているのだと、つくづく感じさせられました。
※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。
取材協力:有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店
11/13 11:10
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