新しいモデルの価格が下落傾向! 「ステルス2」が初の首位獲得 2024年9月の中古ドライバー売れ筋ランキング
予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう? 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、中古ドライバーのランキングを教えてもらいました。
2024年9月の中古ドライバー売れ筋ランキング(ゴルフドゥ調べ)
予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう? 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、中古クラブのランキングを教えてもらいました。今回のテーマは2024年9月の中古ドライバーです。
新しいモデルも値段が下がってきたことで順位に変動
前回まではピンのクラブがベスト3占めていましたが、今回はテーラーメイドの『ステルス2』が首位の座に輝きました。
ゴルフドゥ花金井店の店長・岡部昭人さんは「最新モデルの『Qi10』を購入したので、『ステルス2』を売りに来たというお客様が目立ちました。品物がそろってきたことで、首位になった印象です。スペック的には10.5のSやSRを購入される方が多かったです。Rを購入される方は同じ『ステルス2』でも、よりつかまりのいい『HD』を買われていましたね」
「値段的に下がってきたこともあり、最初は2代前の『ステルス』を購入しようと来られた方が、『値段的にこの差なら、新しいほうがいいよね』と『ステルス2』を買われることも多かったです。それと2代目モデルのやさしさに魅力を感じた人も多かったようで、3位に『SIM2 MAX』がランクインしたのもそういった理由だと思います。値段が下がってくるとセット購入される方も目立ちました」と話してくれました。
今回のピンのクラブの中で唯一ベスト5に入った『G410 PLUS』については、前回はランク外でしたが「在庫の充実が大きいと思います。以前はハード目のスペックしか、在庫になかったのですが、9月は人気が高い純正シャフト装着のロフト10.5度などが入ってきて、購入に結びついていました」と説明してくれました。
ベスト10の注目アイテムについて、岡部店長は「4位のキャロウェイ『パラダイム トリプルダイヤモンド』ですね。トリプル系が上位にくることは珍しいですが、やはり価格が下がったことが大きいと思います。カスタムシャフトもいろいろ出てきていますし、アスリートで探していた方は狙い目ですよ」と教えてくれました。
第1位 ステルス2 ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
初代「ステルス」同様、エネルギー伝達効率を高める「60層のカーボンフェース」を搭載し、ボール初速をアップ。さらに進化したツイストフェースなどのテクノロジーでミスヒット時も初速低下を軽減。慣性モーメントの向上で、安定感と高い再現性もかなえています。2023年2月発売。中古価格相場:2万6900円~6万6800円(税込み)
第2位 G410 PLUS ドライバー(ピンゴルフジャパン)
「高弾道でブレずに飛ぶ」をキャッチフレーズに登場。PING独自のフォージドフェースが最大の初速を生み出し、タービュレーター搭載のヘッドで空気抵抗を削減し、速く振れて飛ばせます。進化した深低重心構造で思いっきり叩け、弾道調整機能も搭載しています。2019年3月発売。中古価格相場:2万2900円~4万3880円(税込み)
第3位 SIM2MAX ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
大型フェースで、ミスヒットもナイスショットに導く、やさしさを兼ね備えたモデルです。従来のシートフェースから 溶接を廃したボディ一体型の構造を新開発して、スイートスポットを広げ、独自の構造で反発性能をルール最大限に高める性能を発揮します。2021年2月発売。中古価格相場: 2万3880円~4万7880円(税込み)
第4位 パラダイム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)ドライバー(キャロウェイゴルフ)
450ccの小ぶりなヘッドはツアーでの人気も高く、ニュートラルバイアスで操作性に優れ、ロースピンの弾道をもたらします。アジャスタブルホーゼルに加え、ソールにスクリューウエートを装備。ウエートを入れ替えることでスピン量の調整も可能です。2023年2月発売。中古価格相場:3万5700円~8万2300円(税込み)
第5位 ステルス ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
複雑な構造からなる「60層のカーボンフェース」搭載のドライバー。従来モデルの優れたテクノロジーも継承し、驚異的なボール初速と高い安定性、飛距離、安定性、打球音、すべてを高次元でかなえながら、高い寛容性も実現させ、ミスヒットにも強くなっています。2022年2月発売。中古価格相場:1万9880円~4万7880円(税込み)
入荷すればすぐに売れてしまう名品を紹介(タイトリスト編)
中古ショップのランキングは、人気が高いことはもちろんですが、在庫がそろっていなければ上位にランクインできないのが実情です。入荷すればすぐに売れてしまうけどなかなか入ってこない、そんなドライバーをメーカー別に教えてもらいました。今回、注目したメーカーは「アクシネットジャパン・タイトリスト」です。
タイトリスト TS1ドライバー(アクシネットジャパン)
「Speed」をテーマに最良の技術を追求してきたタイトリスト・クラブR&Dチームが、「タイトリスト スピード プロジェクト」の次なる目標として掲げた、新たなるスピードを具現化したドライバー。極限までスピードシャーシを軽量化し、クラブ全体でスピードアップを追求。パワー不足に悩むプレーヤーのヘッドの初速とともに、スイングスピードも最大化させ、プレーヤーのポテンシャルを最大限、引き出します。2019年7月発売。中古価格相場:1万2880円~3万6880円(税込み)
「軽いのにしっかり目のシャフトもありシニアアスリートに人気」(岡部店長)
今回は「アクシネットジャパン」から、タイトリストの1シリーズ、その初代となる『TS1』をピックアップしました。
タイトリストのウッド類は数字が大きいほど、アスリート向けの操作性重視となっていて、アイアンはその逆で、数字が大きいほどやさしいモデルになっています。ですので、ウッド類の1シリーズは一番ミスに強いやさしいモデルです。
1シリーズの大きな特徴は軽量設計が施されている点です。以前、タイトリストには『VG3』という軽量設計のモデルがありましたが、ブランド自体がなくなってしまったので、その後継ととらえている人も多いようです。『TS1』は軽めですが2タイプの純正シャフトのラインアップがあり、軽いのにしっかりめのモデルを用意していることで、多くのシニアアスリートに注目されています。
重いクラブを振るのがしんどくなってきたのだけど、一般的な軽量タイプのドライバーではシャフトが軟らかすぎて球が弱くなる、という人が強い球を打てる『TS1』を探しに来られます。しかし在庫が少なく、なかなか求めるものに巡り合えないという声が多いのが現実です。
もし、ご自宅に使っていない『TS1』がありましたら、ぜひお持ちください。
※現行モデルをのぞいた2024年9月の中古ドライバーランキングです。価格は2024年10月17日現在、ゴルフドゥのウェブサイトに掲載されている新品商品以外の商品価格を基にしています。
取材協力:ゴルフドゥ
ゴルフドゥ花小金井店 店長・岡部昭人(おかべ・あきひと)さん
1974年3月8日生まれ 東京都出身。ほとんどのクラブ、シャフトを試打しており、様々なゴルファーのクラブ選びの相談に乗ってくれる。特技はサックス。趣味はスポーツ観戦、釣り、広島東洋カープ。
10/23 10:10
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