日本のファンに「ダブルパーでも拍手される(笑)」 コリン・モリカワが渋谷のアディダスストアで一問一答

10月24〜27日に開催された「ZOZOチャンピオンシップ」で来日した世界ランキング4位のコリン・モリカワ。試合の前に東京都渋谷区にある「アディダスブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」を訪れ、インタビューに応じました。

「今日もすでにショッピングバッグがいっぱいになっています(笑)」

 メジャー2勝を含むPGAツアー通算6勝のコリン・モリカワが、「ZOZOチャンピオンシップ」(10月24~27日)開催前に、東京都渋谷区にある「アディダスブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」を訪れ、報道陣の取材に応じました。ゴルフウエア姿以外で取材を受けるのは珍しいこともあり、質問はそこから始まりました。

「アディダスブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」(東京都渋谷区)に登場したコリン・モリカワ

「アディダスブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」(東京都渋谷区)に登場したコリン・モリカワ

――コリン・モリカワ選手はゴルフウエアのイメージが強いのですが、今日のウエアもとてもスタイリッシュでかっこいい。好きなウエアのスタイルや色があったら教えてください。

「プロに転向した時は全身モノトーン系で、黒とかグレーが多かったです。無難というか、大事な日のときに勝負のカラーとして選んでいました。でも、ちょっと勝利から遠のいた時期があったので、気分転換に色を変えてみようかなと思って、いろんなカラーを試し始めました」

――どんなカラーに興味がありますか。

「昨年の『ZOZOチャンピオンシップ』で優勝したときは赤と白のセットアップにして、たまたま日本のカラーっていうのもあったんですけど、優勝した記憶が鮮明に残っているので、赤も少し気に入っています。あと、キャディーが最終日にピンクを着て何回か勝ったことがあるので、ピンクもちょっと興味を持ち始めています」

――今日のウエアで気に入っているところは?

「これは『ツイストウィーブ』という特殊な素材を使っているんですけど、1年前に撮影で着たときにすごく着心地が良かった。それと一番気に入っているのは(グリーンの)カラーの統一感です」

――カジュアルなプライベートのときはどんなファッションが好きですか?

「そんなにおしゃれにしているほうではなくて、シンプルに短パンとTシャツ。寒かったらパーカを着るくらい」

――今日のイベントが始まる前、店内のアイテムを見ていましたが、気に入ったモノはありましたか?

「いろんな国のアディダスストアに行くと、その国でしか売っていないグッズがあるのが楽しみです。今日もすでにショッピングバッグがいっぱいになっています(笑)」

――今シーズンを振り返ってみて、印象に残っていることは?

「今年の前半はそこまで調子が悪い感じではなかったけど、なかなか安定しませんでした。マスターズが終わってから、少しスイングも変更して、調子が上がりましたが、勝てなかったのはちょっと残念です。」

――来年から同じアディダスチームの大西魁斗選手がPGAツアーに挑戦します。

「カイトのことは15年前から知っています。米国のジュニア時代から数えきれないくらい一緒の試合に出ました。彼は爆発的に飛び抜けた武器があるというタイプではなくて、コツコツと練習を重ねて成長していくタイプ。松山英樹選手の活躍だけでなく、日本人選手のレベルが上がってきていることを感じます」

「選手のルーティンやスイングを真剣に見ているのを感じています」

――2019年から「ZOZOチャンピオンシップ」で来日していますが、日本で一番気に入っているところは?

笑顔でインタビューに応じるコリン・モリカワ

笑顔でインタビューに応じるコリン・モリカワ

「1番楽しみにしているのはやっぱり食事です。 日本の食事はとても素晴らしくて、どれか1つに絞れないぐらい種類も多くて、何を食べてもおいしいです」

――日本のゴルフファンの印象は?

「ゴルフへの関心がすごく高い。選手のルーティンやスイングを真剣に見ているのを感じています。みんなうまくなりたいという気持ちが強いですね。それと他の国のギャラリーと違ってバーディーでもダブルパー(※規定打数の2倍)でも拍手をしてくれます。こっちはクラブを折りたくなる気持ちになることもあるけど(笑)、拍手をされると感動します」

 冗談まじりに明るくインタビューに応じたモリカワ。「ZOZOチャンピオンシップ」ではトータル1オーバーの54位タイと本来のプレーとはなりませんでしたが、来年はメジャー3勝目の期待がかかります。

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