日本ゴルフ界をけん引する松山英樹と石川遼はともに振るわず… “最後のZOZO”を振り返って二人が語ったこととは?
日本を舞台に行われているPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。日本ゴルフ界をけん引する松山英樹と石川遼はともに振るわない結果に終わったが、“最後のZOZOチャンピオンシップ”を振り返って語ったこととは?
「1回優勝することもできたし、いい思い出です」
◆米国男子プロゴルフ
ZOZOチャンピオンシップ 10月24~27日 アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県) 7079ヤード・パー70
通算4アンダー46位タイと優勝には遠く及ばなかった松山英樹は、最後まで自分のゴルフに納得がいかないままだった。
「ZOZOチャンピオンシップ」最終日(27日)、2アンダー59位から少しでも巻き返そうと臨んだ松山。パー5の14番で2オンしてバーディーを奪い、続く15番でも2.7メートルを沈めて連続バーディーで大ギャラリーを沸かせた。
後半も4番バーディーで通算5アンダーとしたが、8番で短いパーパットを外して3パットボギー。通算4アンダーで大会を終えた。
「残念な結果です」と、表情は最後まで固いまま。日本でプレーする機会が少ないメジャー王者を見ようと集まったファンからの声援に対して「すごくうれしかったけど、応えることができなかった」と、悔しがる。
2019年に始まり、コロナ禍の20年だけ米国開催だったが、6年契約で日本を舞台に行われた今大会は、今年で一段落。そのことに対して「日本でPGAツアーをやっていただいてよかった。1回優勝することもできたし(21年)、いい思い出です」と振り返った。
一方、5アンダー29位タイから出た石川遼は2バーディー、1ボギー、2ダブルボギーで3つスコアを落として2アンダー56位タイに終わった。
「今週は全体的にショットがよくなくて。でもやりたいことを見失わずにできている。ただブレが生じた段階での試合だったので仕方ないかな」といいつつも、結果には悔しさをにじませる。
「この状態でもできたゴルフはあったはず。マネジメントを考えれば、もう少しいいスコアで上がることもできたと思う。ショットはよくないけどパットはいい、それを生かしたゲームメイクが……」
それでも、気持ちはあくまでも前向きだ。「発見はあったので、残りの日本の試合に向けてやりたいことがある。それが光になっている」。日本のシーズンは残り4試合。「Japan Players Championship by サトウ食品」で優勝しているが、世界のライバルたちから受けた刺激を糧に、節目の通算20勝目を狙う。
10/28 12:15
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