西郷真央がノーボギーのラウンドで8位タイに浮上! 優勝争いへ「チャンスホールでバーディーを取る!」

雨天順延により第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた米女子ツアー「BMW女子選手権」2日目、西郷真央が日本選手トップの8位タイに浮上した。

決めきったショートパット

◆米国女子プロゴルフ

BMW女子選手権 10月16~19日 ソウォンバレーCC(韓国) 6666ヤード・パー72

「BMW女子選手権」3日目、西郷真央は前日の悪天候で順延になった残りホールを消化したあと、第3ラウンドをスタート。長丁場ながらも5バーディー、ノーボギーの「67」で回り、通算12アンダーの8位タイに浮上した。

「今日は本当に大変な一日でしたが、なんとかプレーを終えることができてよかったです」

8位タイで最終日を迎える西郷真央 写真:Getty Images

8位タイで最終日を迎える西郷真央 写真:Getty Images

 出だしの1番と8番の2つのパー5でバーディーを奪取。後半も2連続を含む3つのバーディーを重ねスコアを伸ばした。

「今日はピンポジションが厳しい傾斜に切ってあるところが多く、つけるところによってはすぐにボギーになってしまう感じだったので、しっかりマネジメントしながらプレーしました」

 カギとなったのは“決めきった”というショートパットだ。

「17番(パー4)もすごく微妙な返しの1.8メートルくらいのパターが残ったり、そういうのが3つぐらいあったのですが、しっかりパーセーブできたのは大きかった。ショートパットでカップを外して、ターゲットを取ることはあまりないのですが、すごく神経を使いました。しっかりと持ちこたえて、なんとかこの順位にいられているので、最終日はやることをやって、しっかり結果を残せたらなと思います」

 トップのハナ・グリーン(オーストラリア)とは6打差。最終日も伸ばし合いの戦いになりそうだが、「チャンスホールでしっかりバーディーを取れるように頑張りたい」。着実にバーディーを重ねれば西郷にも優勝のチャンスはある。

 勝みなみは7アンダーの30位タイ、笹生優花は6アンダーで33位タイ、そして古江彩佳と西村優菜が5アンダーの39位タイにつけている。

西郷 真央(さいごう・まお)

2001年生まれ、千葉県出身。19年に「日本女子アマ選手権」で優勝し、同年のプロテストに合格。22年にツアー初勝利を飾った。このシーズンは年間5勝を挙げる活躍でランキング5位に入っている。24年シーズンは米女子ツアーを主戦場にして、「CPKC女子オープン」2位などの成績を残している。日本ツアー通算6勝。島津製作所所属。

ジャンルで探す