首位も頷ける小祝さくらの“完璧”なゴルフ 最大のピンチは「2メートルのパーパット」

国内女子ツアー「マスターズGCレディース」2日目、小祝さくら(こいわい・さくら)が5バーディー、ノーボギーの「67」をマーク。予選ラウンドを通算11アンダーの首位タイで終えた。

上位争いのカギは「ショット次第」

◆国内女子プロゴルフ

NOBUTA GROUPマスターズGCレディース 10月17~20日 マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) 6506ヤード・パー72

 国内女子ツアー「マスターズGCレディース」は予選ラウンドが終了。初日からノーボギーと抜群の安定感を見せた小祝さくらが、岩井明愛、宮田成華と並んで通算11アンダーの首位タイに浮上した。

予選ラウンドを首位タイで終えた小祝さくら 写真:Getty Images

予選ラウンドを首位タイで終えた小祝さくら 写真:Getty Images

「きのうよりドライバーは良くなったけど、アイアンはまだイマイチ」と、ショットに不安を抱えながらも「安定していた」というパッティングが連日の好スコアに結びついた。

 また、この日はピンチらしいピンチはあまりなかったと振り返ったが、唯一挙げたのが2メートルのパーパットを残した16番。

 左奥のカラーから2パットでしのいだが、最大のピンチが“2メートルのパーパット”という点からも、充実したラウンドとなったことがうかがえる。

 直近3試合は優勝争いに絡めず、6月の「アース・モンダミンカップ」以来、優勝からも遠ざかっているが、その点についてはあまり意識していないと言う。

 決勝ラウンドもメルセデス・ランキングで上位につける猛者たちとの激戦が予想されるが、「そんなに考えていないですね。山下美夢有ちゃんもすごい調子いいと思いますし、(岩井)明愛ちゃんも勢いがあるので、自分も頑張らないとって思いながらプレーしたい」と、あくまで自然体で挑む。

 初日から課題に挙げていたドライバーの精度も徐々に復調傾向。週末の戦いについては「ショット次第かな」と含みを持たせたが、今季3勝目に向けて首位の座は譲らないつもりだ。

小祝 さくら(こいわい・さくら)

1998年4月15日生まれ、北海道出身。98年度生まれの“黄金世代”の1人として2017年にプロ入り。19年「サマンサタバサガールズコレクション・レディース」で初優勝。24年「ヤマハレディースオープン葛城」で節目のツアー10勝目。同年「アース・モンダミンカップ」でも勝利を挙げている。ニトリ所属。

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