「ずっと待ってました」 山下美夢有“待望”の今季初VにSNS上も祝福の声あふれる 「女王の風格」「泣きながら見てました」

プロゴルファーの山下美夢有(やました・みゆう)が自身のインスタグラムを更新。今季初優勝を飾った「富士通レディース」の戦いを振り返りました。

「皆様、お待たせしました!!」

◆国内女子プロゴルフ

富士通レディース 10月11~13日 東急セブンハンドレッドクラブ西コース(千葉県) 6697ヤード・パー72

 女子プロゴルファーの山下美夢有が自身のインスタグラムを更新。戦いを終えた現在の心境を明かしました。

山下美夢有が待望の今季初勝利と通算12勝目を挙げた 写真:Getty Images

山下美夢有が待望の今季初勝利と通算12勝目を挙げた 写真:Getty Images

 10月13日に最終ラウンドが行われた国内女子ツアー「富士通レディース」。

 首位と2打差の6位タイから出た山下は8バーディー、2ボギーの「66」で回り、通算14アンダーで古江彩佳とのプレーオフに突入。2ホール目で古江がボギー、山下がパーをセーブし、悲願の今季初優勝を飾る結果となりました。

 激戦を終えた山下はインスタグラムで「皆様、お待たせしました!!」と書き出し、「ようやく今シーズン1勝目を挙げることができました」と報告。

 続けて「残りの試合も優勝目指して頑張ります」と意気込みをつづり、会場に駆けつけた多くのギャラリーへ「たくさんのご声援本当にありがとうございました」と、感謝の思いを伝えました。

 今季は海外メジャー「全米女子プロゴルフ選手権」を含め2位が8回と抜群の安定感を誇りながらもなかなか勝ち切れない戦いが続き、先週は体調不良のため試合を棄権するなど、もどかしい日々を過ごしていた山下。

 それでも最終18番で超ロングパットをねじ込んだ“魂のパーセーブ”や、表彰式で涙を流しながら語った優勝スピーチは多くのゴルフファンを魅了。

 今季は残り6試合となったものの、3季連続の年間女王へ現在首位に立つ竹田麗央とは541.4ポイント差、さらに12月には米女子ツアーの最終予選会も控えているだけに、今後の活躍にも目が離せません。

 この投稿には安田祐香、岩井明愛、上田桃子らツアーをともに戦うトッププロから「いいね!」が届いたほか、「ずっと待ってました」「感動的なスピーチありがとう」「女王の風格」「泣きながら見てました」「本当に素晴らしいプレー」など、日本中のファンから祝福とねぎらいの言葉が寄せられています。

山下 美夢有(やました・みゆう)

2001年生まれ、大阪府出身。2019年のプロテストに合格。21年の「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初勝利。22年シーズンは5勝を挙げ、史上最年少21歳103日での年間女王を達成。続く23年も公式戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む5勝を挙げ、2季連続年間女王の偉業を成し遂げた。ツアー通算12勝。加賀電子所属。

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