山下美夢有が米ツアー予選会にエントリー 「パリ五輪」出場で気持ち固まる「もっと上位で戦いたい、この舞台で優勝したい」

2022年&23年の国内女子ツアー年間女王・山下美夢有(やました・みゆう)が来季の米ツアー出場権をかけた予選会「Qシリーズ」へエントリーしたことを明らかにした。

世界ランク17位の山下は最終予選会から出場可能

◆国内女子プロゴルフ 第30戦

スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 10月4~6日 東名カントリークラブ(静岡県) 6610ヤード・パー72

 2022年&23年の国内女子ツアー年間女王・山下美夢有が来季の米ツアー出場権をかけた予選会「Qシリーズ」へエントリーしたことを明らかにした。

 現在、世界ランキング17位の山下は「10月8日時点の世界ランキング75位以内」の資格で、最終予選会(12月5~9日、アラバマ州/マグノリアグローブGC)から出場することができる。

米ツアー挑戦を表明した山下美夢有 写真:Getty Images

米ツアー挑戦を表明した山下美夢有 写真:Getty Images

 今季、米ツアーへはメジャー5試合に出場。6月「全米女子プロ」では2位タイに入った。8月の「パリ五輪」には日本代表として出場。メダルには1打及ばず、4位タイに終わり悔し涙を流した。

 シーズンが始まった当初は考えていなかった米ツアーへの挑戦だが、「今年5試合(米)メジャーに出て、この舞台で優勝したいと強く思いましたし、もっと上位で戦いたい、そこで結果を出したいと強く思った」と、気持ちが傾いていった。

「向こうにもレベルの高い選手がいますし、その中で戦ってもっともっと自分のレベルも上げていきたいなと思った」と、世界最高峰の舞台で戦う海外選手たちからも刺激を受けた。

「パリ五輪」に出場したことで「それまでにも行きたい気持ちはありましたが、五輪に出て、結果はあまり良くなかったですけど、もっと海外の試合で優勝したい」という気持ちが確固たるものとなった。

 今季の国内ツアーは残り8試合。「楽しんでベストを尽くせるように頑張りたいですし、とりあえずQTでも予選を通れるようにしたいです」と、23歳はいつも通り淡々と意気込んだ。

山下 美夢有(やました・みゆう)

2001年生まれ、大阪府出身。2019年のプロテストに合格。21年の「KKT杯バンテリンレディスオープン」でツアー初勝利。22年シーズンは5勝を挙げ、史上最年少21歳103日での年間女王を達成。続く23年も公式戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む5勝を挙げ、2年連続賞金女王の偉業を達成。24年は日本代表として「パリ五輪」に出場し4位タイに入った。ツアー通算11勝。加賀電子所属。

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